消費が好調
おはようございます
メルマガを通じて私はみなさんにマーケットに対する理解を深めてほしい、これが私の願い、です。そして、もっと投資を通じてみなさんが社会に貢献できるようになってほしい、と思っています。そのためにはもっと儲けることが大事だと思っています。いま、マーケットは上下に揺れている、そしてみな不安をもっている。みなが上がると思ったときは大したものではない、とは思います。意見が半々のときこそ、チャンスだ、ということです。これがリーマンやコロナ直後であれば8割が下がると思っているのです。これは絶好のチャンスになるわけです。そのときにあまり世間の声を聴いていない人がラッキーなのです。あのとき、世界の今後はどうなるのか、という報道ばかり。みな、現金を持ちたがる状態です。ライバルが少ない結果、こういう結果になるのです。今は、かなり景気がよくなって、いったん調整する可能性の方が高い、とIMFを筆頭に言っています。きのうの小売をみて、無限の可能性を秘めている、と感じるのは私だけなのでしょうか?
■イスラエル、中東情勢
ブリンケン長官がイスラエルを訪問し、おそらくイスラエルの暴走を止めることに必死だったのであろう、と思います。テロは許すべき犯罪ではありません。だからといって無限の殺戮行為も許せるものではありません。みなさんの意見、報道は、エネルギー情勢やこういった殺戮行為ばかりに目が向きますが、忘れてならないのはイスラエルというのは「IT立国」である、という事実です。
半導体の製造というのは、世界に供給地点をたくさん設けることによって安価な半導体が実現しているのです。これがいわゆるサプライチェーンと言っていることなのであろう、と思います。そこから、中国やロシアの製造拠点が抜け、東側の資源供給が途絶えれば、自動的に価格上昇圧力になります。そのうえに、イスラエルが戦争状態で、半導体部品供給がままならないことになれば、アメリカの危機、となります。中国は意図的に半導体製造拠点から外しましたが、イスラエルはアメリカにとって必要なピースです。
人道問題とか、エネルギー問題ばかりにみなさん目が行きがちですが、イスラエルというのは重要な半導体の製造拠点ということが一番の問題なのであろう、と思います。
ここから言えることは、安価な半導体が製造できなくなった現在、世界的なインフレはこんなものでは収まらないということ。つまり消費の拡大によってインフレが長続きする、と言っているのはFedの主張です。その前に、私は、このインフレを誰よりも早く認識し、そして誰よりも早く、このインフレはそう簡単に収まらないよ、と言ったことも忘れないでいただきたい、と思います。そして、コロナの始まる前から「世界的に金利が上昇するよ」と言ったことを覚えている方はいますでしょうか? 今後は株などのリスク資産も大事だけど、債券の金利も焦点の時代になるよ、と言ったことを本人は覚えているのですが、その通りになっています。大きく外すこともありますが、大まかな流れはたいていの場合、あっていますよね。
ここからは、安価、安さ勝負の時代ではありません。品質の問題になってきます。つまりテクニックを駆使すればいくらでも価格は安くなりますが、これからは技量、本人のもっている創意工夫の時代になってくるよ、ということです。価格が安ければ売れる、という時代の終焉を迎えています。誰にも負けない、技量、創意工夫の時代です。これ、AIには関係がない、カテゴリーですよね。AI派はきっと、そんなことはAIにもできる、と主張するのでしょうが無理だろうね、とは思います。創意工夫が数式にできれば可能なのでしょうが、そんなことできるのか? というのが私の感想です。できたとしてももっと膨大なデータが必要となるでしょうね、生成AIのデータでは足りないくらいの・・・。
■米小売り売上
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