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ビジネス知識源プレミアム(水曜刊:660円/月:税込)Vol.1375
<Vol.1375号:正刊:ダブルテーマ:
ハマス・イスラエル戦争の真相;米国と世界の長期金利の上昇>
2023年10月18日:
要旨:ハマスのイスラエル攻撃が、9.11と同じ構図の、ネタニアフとシオニスト強硬派が画策した「自演テロ」であることが次第に明らかになってきた。穏健なユダヤ教徒の支持を失ったネタニアフ政権の仕掛けであろう。 一方で、世界の長期金利が上がり、国債・債券の含み損が拡大し、「資産バブル崩壊」から、従来の予想より1年早く2024年の3月から5月には、銀行危機から金融危機、財政危機になる可能性が高まっているように見える。
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10月7日に突然起こったハマス・イスラエル戦争については、国際情勢音痴に見える、日本のメディアでもトップニュースとして報じられています。一般的な見方は以下です。過去、政治家も、日本人は外交に興味がないと言っていました。
1)ハマス(ガザ地区の軍閥:4万人:ハニア政治局員)が、ロケット彈数千発(3000から5000発)を、イスラエルに打ち込みイスラエル側に1200人以上の犠牲を出した。
2)ハマスの不当なテロであり、糾弾されるべきものだ。
3)イスラエルは、ハマスを壊滅させる、地上侵攻を打ち出した(イスラエル軍は兵士12万人:男女徴兵の予備兵を含むと36万人)。
4)ガサ地区の北部住民100万人(パレスチナ人)に対し、ガザ地区の南部へ退避するよう勧告しながら、空爆している。
5)イスラエルは、ガザ地区への水・食糧・電力の供給を止めた。
現在、西側の主流メディアが伝える主要な部分は「認知戦としての情報」です。認知戦はフェイクのニュースを伝え、フェイクに基づく論理で国民を洗脳して世論を誘導するものです。
ハマスのイスラエル攻撃は、イスラエル国民(人口936万人:ユダヤ系75%、アラブ系20%)からの支持率の低下を逆転する目的で、ネタニアフが通じているハマスにロケット弾を打ち込ませたということが、次第に、明らかになってきました。
軍閥&政党であるハマスが地下基地にいるガザ地区は、イスラエル南部の、地中海に面する種子島の広さしかない。地中海に面する方向以外の三方が、イスラエルが作ったコンクリートの壁で閉鎖されています。エジプトとの国境にしか出口はない。エジプトは、北部から逃げてきたパレスチナ人の越境を許していていません。
囲い込まれたパレスチナの住民は220万人とされ、北部のガサ市に密集しています。パラスチナの失業率は45%とも70%とも言われる。職業のない難民が、多数派です。
【おかしなことが2つある】
(1)イスラエルのモサドとイスラエル軍は、高さが8メートルの壁のなかの、ハマスの動きを常時、監視しています。これはイスラエル防衛軍の義務です。
ところが今回、モサドは、1年をかけたハマスの攻撃準備(兵器の搬入・備蓄・イスラエル攻撃計画)を一切知らなかったという。
これが、まずおかしい。諜報機関には、あり得ないことです。
(2)つぎに、ハマスは8メートルの高い壁を砲弾で3カ所ぶち抜いて、フェンスも破って、イスラエル内に侵入しています。
壁の周囲は、イスラエルが住宅や建造物を破壊して更地にした緩衝地帯です。イスラエル軍が常時、警備しています。ガサから、イスラエルへの越境は禁止されているからです。
ハマスはどうやって壁を破壊し、フェンスを破って侵入したのでしょう。「普通なら」、これもあり得ない。
イスラエル軍が見逃さないかぎり、イスラエルへの侵入はできない。「軍が油断していた間隙をついた」とされていますが、北(レバノン)、北東(シリア)、東(ヨルダン)、南(エジプト)と、敵国の囲まれたイスラエルの国境警備の厳重さを考えると、軍の油断もあり得ない。それが、今回だけ侵入を許しています。
【論理的な判断】
以上の2つの事実から、現政権である、ネタニアフ(リクート党)とシオニスト強硬派(極右の6党)が画策したハマス侵入だったとしか判断ができない。
他に理由が考えられるでしょうか。あったら教えてください。
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