第187回 自分の専門家は自分 その4(1973年~)
私は注射が大嫌いなので、28年間、健康診断を一度も受けていませんでした。
2013年11月15日、突然、教室をマンハッタンに移すことを決めた私の最初の関門は健康診断をクリアすることでした。
すぐに知り合いの医師に人間ドックを探してもらい、2014年1月30日、人生初の人間ドックを受けました。
2016/06/05 第11回 人間ドック(2014年1月30日)
「肝硬変」「糖尿病」などの単語を思い浮かべながら血液検査の結果を待っていると意外なことに看護師さんから「極めて良好」と告げられ、びっくりしました。
唯一引っかかったのは「甲状腺ホルモンの数値が低い」でした。
「3か月後、検査を受けに来て下さい。」
と言われ、3か月後、また採血されました。
でも、私は医師になった教え子から秘密兵器をもらっていたので、以前に比べると注射に対する恐怖、苦痛が1/10くらいに激減しました。
検査の結果、
「チラージンを2日に1錠飲んで下さい。また、3か月後、検査を受けに来て下さい。」
3か月後、
「数値がよくなりません。チラージンを1日1錠飲んで下さい。また、3か月後、検査を受けに来て下さい。」
3か月後、渡米前の最後の検査で、
「数値がよくなりません。チラージンを1日2錠飲んで下さい。」
「いつまで飲むんですか?」
「一生飲み続けて下さい。身体に甲状腺ホルモンを作る働きがありません。」
きっぱり断言されてしまいました。
「肝臓がぶっ壊れています。」
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)