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貞子第二メルマガ:大幅な株価の下落と景気後退が近づいている!?!(その4)

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2023/10/20
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《抜粋》 アメリカでは「3~4%の高めのインフレ」が定着しそうです。 この「高めのインフレ」は供給側に原因があるので、パウエルFRB が「経済をぶっ壊して深刻な景気後退を招く」覚悟で政策金利 を1.00%近く引き上げない限りは、この「高めのインフレ」は 収まらないでしょう。もちろん、そんな荒治療は出来ません。 さて、FRBが、政策金利を0.25%かそこら引き上げるくらい では、この「高めのインフレ」は収まらず、かえって長期金利が上 昇してしまうだけでしょう。その反対に、FRBがこの「高めのイ ンフレ」を容認して、これ以上の政策金利の引き上げを止めてし まうと、FRBが「高めのインフレ」を容認したと言うことで、こ れまた長期金利が上昇してしまうことでしょう。 FRBが今後どっちに転んでも、アメリカ国内の長期金利は上昇し てしまい、内外の株式市場は大幅調整してしまうのです。 昨日10月20日の講演で、パウエルFRB議長は「今後の政策金 利の行くえ」については言葉を選んで慎重な講演を行ないました。 が、長期金利は5%へ向かって勢いよく上昇してゆきました。 一方、アメリカドル国債の需給構造を巡る変化もアメリカの長期 金利を押し上げています。バイデン政権は放漫財政に走りすぎて います。ドル国債が供給過剰なのです。一方、ドル国債の買い手 (需要側)は年々少なくなっています。中国やロシアに「今まで通 りのドル国債の買い手」を期待するのは無理でしょう。今の日本 では日銀が出口を探る段階なので国内金利も上昇トレンドにあり ます。日本国内の大手金融機関もドル国債を今まで通りには買い 支えないでしょう。しかも、アメリカFRBはQT(量的金融引き 締め)進行中でドル国債を市中に放出中です。こちらも長期金利 の上昇圧力になっています。 かくしてアメリカの長期金利は5%へ向かって急上昇しています。 昨日は一時的にも5%をタッチしてきました。 アメリカのみならず、世界中の長期金利が上昇中です。 日本の長期金利も0.80%台を超えてきました。日銀がYCC(イ ールドカーブコントロール)政策を再修正する日も近いでしょう。 こういった長期金利の上昇で、内外の株式市場は調整中です。 一方、世界の地政学的危機はここに来て一挙に高まっています。 まるで、第三次世界大戦「前夜」を彷彿とさせる状態。 ロシア・ウクライナ戦争が長期化する中で、10月7日には中東 でイスラエル・ハマス戦争が始まってしまいました。2024年 以降はこれに東アジアの「台湾有事」が加わりそうです。 第三次世界大戦が勃発する可能性が急きょ現実味を帯びてきまし た。 原油価格が再び1バーレル90ドルを超えてきました。 地政学的危機の高まりは、原油を始めとする資源コモディティー 価格の上昇や軍事費の膨張を通じて、インフレの上昇圧力と長期

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