Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~ 2023/10/23 第680号
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今週の目次
○「はじめに」
○「Evernoteの大再編と整理の構造」
○「おわりに」
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○「はじめに」
2023年11月17日発売の新刊『思考を耕すノートのつくり方』のAmazonページに書影が入りました。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4781622666/
書影画像だけでなく、「内容紹介」に冒頭部分の文章も掲示されております。
もしよろしければ、ご予約等よろしくお願いいたします。
〜〜〜BOOK READING CLUB〜〜〜
以前紹介したラジオ/ポッドキャスト番組「BOOK READING CLUB」で、拙著『ロギング仕事術』を取り上げてくださいました。
BOOK READING CLUB #3 寺田寅彦/ロギング仕事術
https://open.spotify.com/episode/0IwlewLFMDTDesOhuEZtlb?si=VLMa_ZnuSwa1TRWqU71b4g&nd=1
コーナー1つを使ってご紹介していただけており、かなりビックリしております。ありがとうございます。ノウハウ・実用書を書く人間としては、やはり「実際に役に立った/効果があった」と言っていただけるのは嬉しいものです。
ちなみに、前半で寺田寅彦という科学者・随筆家が紹介されているのですが、あえてそれに引きつければ、ロギング仕事術とは「自分を対象にした観察・実験・研究」的行為だと言えるかもしれません。科学者のような視点で、「自分」をまなざすこと。そういう趣向がありそうです。
〜〜〜まあ、いいか〜〜〜
たとえば、自分だけが使うコードを書いているときなどに、ファーストインプレッションとして思いついた実装がどう考えてもスマートなものではないとわかっているが、しかしまあ動くからいいか、という気持ちに遭遇することがよくあります。
「理想」としてはスマートなコードにすべきだ。その方が後からの自分もきっと助かる。でも、まあ、今は動くからいいか、という感覚です。
なんだかネガティブな感覚に思われるかもしれませんが、ポイントは、そうしたコードが理想的なものではなくても、実際に手を動かしてコードが書かれていて、しかも(とりあえずは)動作するプログラムが実現することです。
もし「理想」にこだわり過ぎて、スマートな実装に頭を悩ませているばかりだと、だんだん嫌になってコードがまったく完成しない、ということが起こります(ほんとうによく起こります)。これだと何も生まれないばかりか、何も生みだせていない自分に嫌気が差すことすらあるのです。
一方で、動くコードがそこにあると、そこから改良点が見つかったり、もっとよい機能の実装を思いつくこともあります。なにより「動くものを書けた」という満足感・充足感が得られるのです。
もちろん、その満足感・充足感は完全なものではありません。「もっとスマートな実装があるのにな」というような後ろめたさがいつも付きまとっています。でも、それでいいのでしょう。そういう後ろめたさが原動力になってコードをリファクタリングすることも起きます。そのようにして、つまり一つの大きなプロセスとして、少しずつコードを良くしていけばいいのだと感じます。
だから最初は、「まあ、いいか」でスタートを切ればいいのでしょう。
〜〜〜Workflowyのタグ〜〜〜
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