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コンプレックスについて・教育について

橘川幸夫の時代分析と質問箱
コンプレックスについて  人間関係の中にこそ、この世の中を支配している権力の基盤がある。親と子、男と女、 頭の良い人と悪い人、美形とブス、温和な人とひねくれ者、都会人と地方人、大人と子供、 ……それが個人だけのことなら、単たる立場であり性格であり宿命でしかないものなのに、 他者が登場することによって、比較がなされる。比較を恐れる人たちは、ますます個人的 になって、自分の宿命の中に閉じこもろうとする。でも、違うのだ。君は比較しようとし たのではなく、自分の個人性で相手の個人性を押しつぶそうとしたのだ。臆病という武器 で、君は個人間戦争を忌避しようと思ったのだろうけど、どうして戦いそのものをなくそ うとはしないのだ。自己卑小感にさいなまれて自殺していく人たちを見てると、無性に腹 が立ってくる。「さっさと死んじまえ!」という気になってくる。お前は被害者なんかじゃ なく、加害者のなりそこないだ。コンプレックスと自己優越感がコインの裏表であること は、とっくに見えているはずなのに。 ★おまけ★

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  • 橘川幸夫の時代分析と質問箱
  • 「ロッキング・オン」「ポンプ」など1970年代から参加型メディア一筋の活動家としてメディアの渦中で生きてきました。その体験と実感からの視点で、さまざまな事件や現象について、自分なりの視点で分析していきたいと思います。また、読者の皆様からの質問にもお答えします。一緒に、新しい社会のあり方を模索していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
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