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馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」
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第643号(2023/10/22) 米長期金利上昇をテコとして、主要国の株価は正常化が進んだ/引き続きの株価下落基調を見込む
この週刊「世界経済・市場花だより」は、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、ブーケ・ド・フルーレット馬渕治好が、わかりやすく解説します。
※ 自主開催セミナーの予定です(カッコ内は、現時点でのお申し込み数/定員、です)。残席は、10を下回った場合に表記します。
10/28(土)大阪(12/18)(残席:6)
12/2(土)札幌(3/20)
12/9(土)横浜(5/20)
12/23(土)名古屋(4/25)
1/7(日)浜松町(3/30)
1/27(土)高岡(1/25)
2/3(土)大阪(0/18)
2/10(土)浅草(6/20)
2/17(土)福岡(1/20)
2/24(土)ウェブ(2/150)
セミナーのスケジュールは、
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub3.html
のページの下の方にあります。詳細やお申し込みは、それぞれのリンク先をご覧ください。
☆過ぎし花~先週(10/16~10/20)の世界経済・市場を振り返って
<日米の経済指標は予想外に堅調だったが、米長期金利上昇をテコとして、主要国の株価は「正常化」が進展した>
(まとめ)
先週発表の日米の経済指標については、前号のメールマガジンでは、「内容が弱く、世界市場で景気懸念が広がる」と見込んでいました。しかし実際の結果は、総じては想定より強く、当方は見通しを誤りました。
ただ、そうした経済指標より、世界市場においては上昇を続ける米長期金利に注目が向かい、先週は株安が優勢な事態となりました。一方で外貨相場は、まちまちの動きとなりました。
(詳細)
前号の当メールマガジンでは、先週発表の米国の経済指標は、住宅着工件数の反動増を除いては全般的に弱く、そのため景気懸念が膨らむと見込んでいました。また前号の「盛りの花」では、日本からの輸出は弱い数値が継続し、輸出企業の売上に対する懸念が広がりかねない、と解説しました。
しかし実際の経済統計の内容は、米住宅着工件数を除いては、総じて当方の見込みより強く、見通しを誤りました。
具体的には、先週発表された主要な経済統計の内容は、下記の通りでした(すべて9月分の統計)。
10/17(火)小売売上高
前月比は、8月が0.6%増から0.8%増に上方修正、9月は0.7%増と伸びが足踏みしたものの、事前見通しの0.3%を大きく上回った。
同日 鉱工業生産
9月の前月比は0.3%増と、8月の0.4%増から伸び悩んだが、市場の事前予想のプラスマイナスゼロを上回った。
10/18(水)住宅着工件数
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