永田町異聞メルマガ版
「国家権力&メディア一刀両断」 2023.10.26
新 恭(あらた きょう)
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木原夫人の元夫怪死事件で遺族の告訴状を警察が受理。事件は新展開へ
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自民党幹事長代理、木原誠二氏の妻の元夫、安田種雄さんが2006年に怪死した
事件は、警察が殺人事件として重要参考人宅を捜索しながら、捜査が立ち消え
になった不透明な経緯から、背後で政治的圧力があったのではないかと疑われ
ている。
警察庁の露木康浩長官が「事件性はない」と明言し、警視庁も自殺という見方
を安田さんの遺族に伝えたが、それに納得できない遺族は10月18日、警視庁大
塚署に告訴状を提出した。
警察組織トップの発言は重く、大塚署が受理するかどうか危ぶまれたが、25日
になって遺族が同署に呼び出され、受理されたことを確認した。
2018年に事件を再捜査したさい、木原氏の妻、X子さんの取り調べを行った元
警視庁刑事、佐藤誠氏が「あれは事件だ。自殺だと言える証拠はない」と断言
するように、殺人事件である蓋然性は高い。もし告訴状が受理されないなら、
法治国家の根幹が問われるところだった。
告訴人は安田種雄さんの父母と姉2人の4人。告訴趣旨は「被疑者不詳の殺人」。
以下は、告訴状の文面の一部である。
◇告訴人らには、時的限界なく犯人検挙のための捜査を求めることが許されな
ければならないし、かかる告訴人らの行為を阻害することが許されるのであれ
ば、我が国の刑事司法は最早死んだも同然である。
告訴人らは、我が国の警察は世界有数の能力と良心を持ち合わせていると信
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