追い詰められた植田日銀
日銀は週明けの30、31の両日、政策決定会合を開きます。今回は展望リポートの公表もあり、経済物価予想の修正も予想されています。市場の多くは今回も現状維持」を見込んでいましたが、今週になってYCC修正を意識し始めました。実際日銀自身、インフレの上振れ、YCCを脅かす長期金利の上昇に追い詰められ、何らかの対応を迫られています。
「物価予想上振れの3つの要因」
まず、今回は3か月に一度の「展望リポート」が公表されます。このところ物価見通しが毎回上方修正されていますが、今回もまた上方修正が見込まれています。ただ、これまでは物価見通しが上方修正されても、24年度以降にまた1%台に低下する予想だったので、「安定的な物価目標の達成には至らない」と言えました。しかし今回は来年も2%越えの予想となりそうです。
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