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◇◆GELマガ Vol.637◆◇
〜エル・ゴラッソ鹿島担当・田中滋のメールマガジン〜
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1.やってきたこと、アップデートしてきたことを神戸相手に出せるか
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/【プレビュー】J1第30節 神戸対鹿島
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ポイントはメンタル。取り組んできたことを強い相手にどれだけ出す気持ちにな
れるかにありそうだ。
練習ではできていることが、試合、特に公式戦になるとできない。そんな試合が
このところ続いている。それぞれに課題となった部分は異なるが、横浜FM戦も、
福岡戦も、できるはずのことを表現できなかった、という意味では共通している
。そこをいかに打破するか。岩政大樹監督もそこに意識を集中させていた。
「とにかく自分たちが今年やってきたこと、そしてアップデートをどんどんして
きたこと、それをいかに神戸という強い相手に対して出すかと、出せるかという
ことに98パーセントぐらい頭がいっている」
公開された試合3日前の練習のあと、選手たちの中にはまだ自分たちを信じきれ
ていない選手もいた。そこから2日の練習を経て、選手たちが吹っ切れたり、開
き直れていたりすれば、いい入りができそうだ。
アップデートしたところを見せたい試合ではあるが、それは自分たちがボール支
配率を高めて相手を敵陣に押し込むことを意味するわけではない。アップデート
という言葉に惑わされると相手を押し込んで綺麗な崩しができるかどうか、に意
識を向けがちだが、やりたいのは相手が嫌がるサッカーだ。対神戸を考えると、
押し込むだけが正解ではないだろう。
「すべての起点がサコくんに始まると思うし、かなりロングボールも多用してく
ると思うので、そこは自分が行くところは行きますし、周りを使いながら、チー
ム全体としてうまく守っていければいいなと思っています」
この間、植田直通がそう言っていたが、大迫勇也がいる以上、彼に自由やスペー
スを与えることは避けたい。そう考えると、一番怖いのは自分たちが首を押し込
んでいる時にボールを失い、手薄になったところを大迫に起点をつくられること
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