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萩生田光一議員と統一教会(中)/有田芳生の「酔醒漫録」第43号

有田芳生の「酔醒漫録」
▼ 第43号 2023/10/27 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 有田芳生の「酔醒漫録」 *毎週金曜日発行* ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次 1・「評言独語」──萩生田光一議員と統一教会(中) 2・「酔醒漫録」──10月20日〜10月26日 (『福田村事件』、移民反対デモに抗議、岡真理講演、尾中香尚里『野党第一党』など) ★発売中の有田芳生著書★ ・『改訂新版 統一教会とは何か』(大月書店 2022/9/21発売) http://www.otsukishoten.co.jp/book/b610995.html ・『北朝鮮 拉致問題 極秘文書から見える真実』(集英社新書 2022/6/17発売) https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-721217-4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1・「評言独語」──萩生田光一議員と統一教会(中) ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼統一教会と自民党の関係は、一般的な「関係断絶」宣言で、曖昧なままやり過ごされていくのだろう。1980年代に霊感商法が社会問題になったとき、自民党などの政治家たちは、無関係を装ってきた。その時期が風化していくと、再び関係は深まり、安倍晋三元総理銃撃事件をきっかけに、問題がいっきょに浮上した。ところが1年もすると報道も収まり、両者の関係は潜伏期間を迎えている。萩生田光一議員の地元である八王子市では、有権者からも「統一教会公認候補」と言われるほど、両者の関係は深かった。萩生田議員の弁明の核心は、世界平和女性連合の会員には選挙支援などをしてもらっていたが、統一教会かどうかは信教の自由もあるから聞かなかった、ということだ。そうだろうか。統一教会の基礎知識を知っていれば、こんな言い訳は通用しない。ましてや「霊感商法」について口にしていた萩生田議員が知らないのは不自然だ。いまの報道ではまったく触れられないが、世界平和女性連合の歴史をまず振り返っておく。

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  • 有田芳生の「酔醒漫録」
  • 2000年からブログに日記を書いてきました。思いは「私家版現代史の記録」です。「日記は書いておかないと不安なんだよ。忘れてしまうと消えてしまうから、自分が生きていて、あのころはどうだったというのを忘れるのが不安なんだよ」(渡辺京二『幻のえにし』)。同感です。私が綴るのは、メディアを中心に仕事をする一個人の眼から見た世界と日本です。「酔醒」は、酔ったり醒めたりという意味で、中国の「梁書」に記述されています。「漫録」は随筆の意味です。人生は、酒を飲まずとも「酔ったり醒めたり」の繰り返し。同時代に生きる皆さんにリアルな情報を提供、共有し、しなやかで強靭な精神をお互いに涵養していきたく思います。
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