ドクター畑地の診察室215.2023.10.29.
現役呼吸器内科、総合内科専門医 畑地治です。
世の中に「○○飲んだらすべての病気が治った」「○○制限食をとったらすべての人が健康になる」等、出鱈目情報が溢れています。現代医療の特徴は精密医療で万人に効くような治療はありません。治療方法は個人によって全く違います!おそらく日本で一番多くの呼吸器疾患患者(肺癌、喘息、COPD、肺炎など)を診療する専門医が、最先端の精密医療を解説&ネットでは出し辛い医療や治療の裏側も配信!
https://zipangu-management.co.jp/culture_000/hataji/
三重県出身 自治医科大学卒業後、僻地診療、三重大学勤務を経て、呼吸器内科医師となる
松阪市民病院院長
診療の傍らFM三重で「肺、おさむに聴け!radioを聴いてらんらんらん(lung lung lung)」という毎週月曜日放送の番組を担当
https://fmmie.jp/program/getsumoku/hiosamu.php
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松阪マラソンに向けて
皆さんいかがお過ごしでしょうか。制限時間が7時間と長いこともあり、松阪マラソンは初心者が完走するためにはうってつけだと思いますし、昨年には私も初マラソンで完走させていただきました。昨年と違って、本年はしっかりトレーニングできているので、自信はあるわけですが、昨年後悔したことがスタートです。参加する際、自分自身の予想タイムを書いて応募するわけですが、これがくせものなんです。
予想タイムが早ければ早いほど、前の方のグループからスタートさせてもらえます。昨年、予想タイムを7時間と書いた私は、最後尾からのスタートで、号砲がなってから、スタートするまでに15分以上かかったわけです。10,000人以上参加するわけですから、当然のように最初のランナーから最後尾のランナーまではかなり距離があり、約300メートルは余分に走ることになります。また、走り出す時間も、最初のランナーがスタートしてから、15分以上かかって、当然なわけです。
自分の靴にチップをつけるようになっており、スタートラインをチップが超えてから時間計測開始となるわけですので、最後尾スタートでもハンディキャップがないように考えがちですが、そうではありません。制限時間7時間と言うのは、チップがスタートラインを超えてからではなく、号砲がなってからの時間ですので、私のように7時間ギリギリかかるランナーにとっては、最初の15分が非常に重く、制限時間が6時間45分と同じになるわけです。
そのことを踏まえて、今年はどうしたか、予想時間を短く書きました。さすがに予想タイムを世界記録の2時間とは書くことはできなかったけれども、予想時間を4時間としたわけです。今年は去年のように6時間39分と言うタイムではなく、余裕を持って5時間以内で走ることが目標です。
さて、私が愛用するスマートウオッチはGarminですが、毎日Garminの指示通りできる限りトレーニングをするようにしてます。ちなみに、本日は1km6分55秒ペースで1時間35分走ることと言う指示が出ましたが、この程度は今の私にとっては余裕です。1km5分を切るような速度で走ると、2km走るのがが限界であり、2km走った時点で足は止まってしまいますが、1km6分台で走ると、少なくとも10kmは走れる状態になっています。現在の私は、なんと、最初の10kmは平坦なコースであるならば、時速9kmから10km位で走ることが可能となってしまったわけです。
生まれてこの方、こんな早いペースで走れるようになった事はないし、高校までの体育の成績は、柔道が体育の授業であった時を除いて、毎年2しかもらったことがなく、体重100kg、歩くだけでもしんどかった私が、肉体改造3年にしてようやくここまで到達しました。Garminは、フルマラソンは現在の私ならば、4時間46分で走れると予想してくれますが、果たしてどうでしょうか。毎朝病院に出勤前に走っているので、距離的には10km程度がしか走ったことがありません。本番までに走行距離をどこまで伸ばすようにするのか、そこが課題になってくると思います。
肉体改造した思わぬ副産物として、診察に来る患者さんたちから、お世辞半分でかっこよくなったとよく言われます。残念なことに街を歩いていても、スカウトはされた事はないし、逆ナンパもされた事はありません。そんなことを言ってくれるのは、私の外来に通院してくれる70代後半以上の一部のお姉さま方だけです。
Garminには、あなたの身体能力は同世代の上位15%に当たりますと出てきていますので、それは嬉しい限りですが、同時にフィットネス年齢が48.5歳と出ているので、うれしいのかうれしくないのか微妙です。(実年齢は57歳なので嬉しいと言われれば嬉しいのですが、20代とか言われるともっと嬉しいような気がします。)さて、本番までもう2ヶ月を切りました。せいぜいトレーニングに励みたいと思います。
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ドクター畑地の診察室215.2023.10.29号
毎週日曜日お昼に配信予定です。
次号は2023.11.5.です。
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畑地 治
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三重県出身 自治医科大学卒業後、僻地診療、三重大学勤務を経て、呼吸器内科医師となる
松阪市民病院院長
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◆2023年09月
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