日本が中国をどう考えてきたか。
このテーマは日本の中国研究者にとって常に大きな関心の的であった。
一衣帯水と表現される両国の地理的な近さや漢字や箸を使うという文化や習慣を共有しながら、一方ではいかにも埋めがたい深い溝が存在してきたからだ。
単に政治体制の違いというだけでは納得しがたい深い「溝」だ。
李克強元総理の突然の訃報に接し、やはり真っ先に考えたのが、この日中間に横たわる「溝」についてだった。
もし同じタイミングで朱鎔基元国務院総理が世を去ったとしても、同じような発想をしたのではないだろうか。
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