メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

第91回 李克強元総理の急死から見える中国の現状

富坂聰の「目からうろこの中国解説」
 日本が中国をどう考えてきたか。  このテーマは日本の中国研究者にとって常に大きな関心の的であった。  一衣帯水と表現される両国の地理的な近さや漢字や箸を使うという文化や習慣を共有しながら、一方ではいかにも埋めがたい深い溝が存在してきたからだ。  単に政治体制の違いというだけでは納得しがたい深い「溝」だ。  李克強元総理の突然の訃報に接し、やはり真っ先に考えたのが、この日中間に横たわる「溝」についてだった。  もし同じタイミングで朱鎔基元国務院総理が世を去ったとしても、同じような発想をしたのではないだろうか。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 富坂聰の「目からうろこの中国解説」
  • 中国報道で日常的に使われる言葉や表現、これを詳しく分析すると、これまで知っていた事実とは違う世界が見えてくる。ニュースのミスリードから脱する処方箋を書く。
  • 990円 / 月(税込)
  • 毎週 日曜日(年末年始を除く)