メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

日銀政策決定会合の解説

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2023/10/30
    • シェアする
日銀政策決定会合の解説 おはようございます きのうは今年の秋初めて、牡蠣を食べました。海外沿いで食べる牡蠣はもう絶品です。生カキは当たる可能性がありますので他の方のように30個も食べません。3個で十分でしたが、口の中に入ると芳醇な香り、そしてのど越しにつるん、と入ってくる、絶品。最近の食べ物は異様に脂っこいものが多く、タンパク質を摂取するのにはどうしても動物性の脂を食べなくてはいけないのでなんだかな、とは感じます。その点、牡蠣は脂を感じませんので本当に良い、と思います。 世の中、ニュースを見ると戦争や他人への批判ばかり、こういうときこそ、食欲の秋を楽しみたいものです。で、私の場合、バカですので(笑)、食べた分をせっせと走って、脂肪を削ぎ落す作業に入る、やっていることが間抜けすぎて自分でも笑えます(笑)。 ■日銀の政策決定会合 日銀が行わなければいけないお仕事には、金利の調整やマネーの管理などがあります。外国為替に関しては財務省のお仕事であり、日銀は法律上、外国為替には関わることができません。巷では日銀の独立性などが論議されていますが、日銀は政府とアコードを結んでおり、日銀はアコード上、政府と協力をして政策展開を行わなければいけない、という協定が存在します。 今の日本経済の問題は物価高であり、その責任は、国内金融の安定ということから物価高の対策も日銀のお仕事になるわけです。その物価高、の主な原因は言うまでもなく円安ということがあげられると思います。 この円安の要因というのは、2020年くらいまでは世界中でゼロ金利が採用され、長年、ゼロ金利、ないしはマイナス金利を採用している日銀には何も問題がなかった、といえると思います。ところが去年、FRBが4.5ポイントも政策金利を引き上げ、他の国々も一斉に金利を引き上げ、日本金利の異常な安さ、低水準が目立つようになった、これがおそらく円安の原因、だと思われます。 すなわち、通貨の世界というのは、ドルが一応、基軸通貨で、ほかの通貨は付属品、という扱いになります。つまりドルの金利が上昇すれば、円も、ポンドも、ユーロも、その他いろいろな通貨も、金利が上昇するはず、というのがファンドの論理です。ところが、日銀は日本のデフレ脱却にはまだ金利安が必要と、ゼロ金利を据え置いている訳です。ファンドからすれば日銀のやっていることはおかしい、という話になるわけです。そこで長期金利を中心に金利を買いまくる、国債を売りまくる、ということを行っている訳です。かならず、日本銀行もいつかは基軸通貨であるドルの水準まで金利を引き上げると見込んでいるのです。ですから0.25ポイントや0.5ポイントの金利の引き上げではファンドは満足しない、つまり最低でも物価上昇水準以上まで引き上げるまで、ファンドはその攻撃を繰り返す訳です。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 株やFXをトレードするときほとんどの人が感覚や本能でトレードをしています。 その感覚や本能は素晴らしいものですが、どの世界でも本当に成功するのはそれを科学的、ロジカルに説明することができるものです このメルマガを読むことによって株式やFXに科学的な視点を加えることを目的にできればと思います
  • 990円 / 月(税込)
  • 毎週 月・火・水・木・金曜日(祝祭日・年末年始を除く)