メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

岩上安身のIWJ特報! 第621号桃山学院大学法学部・松村昌廣教授インタビュー(その2)

岩上安身のIWJ特報!
  • 2023/10/31
    • シェアする
第621号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 岩上安身のIWJ特報! ロシア弱体化と孤立化は米国の大誤算!「米国の覇権は確実に破綻する! 外部要因ではなく『自壊』によって崩壊する!」 岩上安身による安全保障と国際関係論の専門家 桃山学院大学法学部・松村昌廣教授インタビュー (その2) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (その1)のつづき  2023年8月20日に、安全保障と国際関係論の専門家である桃山学院大学法学部 教授の松村昌廣氏に岩上安身が「米国覇権は凋落から崩壊へか? ウクライナ紛 争は、米国の軍事覇権、経済覇権、政治文化覇権衰退の加速!」と題して行った Zoomによるインタビューの続きである。 ・桃山学院大学法学部・松村昌廣教授 https://bit.ly/3s7gQUS  インタビューでは、米国主導の対露制裁に参加しない国が多数あり、ロシアは 世界的に全く孤立せず、困窮どころか、ドイツより購買力平価換算GDPが上回る 事実などが語られた。米国が目論んだ「ロシア弱体化・孤立化」は成功していな いのである。  こうして話題は、松村教授の主張「米国の凋落の始まり」という、大きな時代 の動きに移っていった。  松村教授は、そもそも米国自身が、国家情報会議(NIC)の2012年のレポート で「2030年にはアメリカは覇権国ではなくなっている」と「衰退」を予測した事 実を指摘。  しかし、米国にかわって中国が単独覇権を握るのでなく、多極化の可能性が高 いという。米中は「(時差はあれ)潰れる時は両方潰れる」。しかも「自壊」す るというのである。トランプ大統領支持派の議会襲撃事件で明らかな、米政権の 核心に問題が及んでいる深刻な状況を指摘した。  岩上が、アメリカが帝国であることと民主制の齟齬に言及すると、松村教授は 「帝国と民主制は相性がいい」「帝国市民にベネフィットになるなら問題になら ない」と指摘。ただし、表面的「リベラル・デモクラシー」が、実態は「リベラ ル金融寡頭制」になっているところが問題だと分析した。 (記事目次) ◆ウクライナ紛争は衰退する米国の軍事力を補う複合手法の典型。しかし、米国 が目論んだ「ロシア弱体化・孤立化」はいまだに成功せず! ◆「リベラル金融寡頭制」になった米国の覇権。その崩壊は外部要因より内部の 「自壊」という形になり、崩壊後には多極化が出現する! =================================== ◆ウクライナ紛争は衰退する米国の軍事力を補う複合手法の典型。しかし、米国

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 岩上安身のIWJ特報!
  • フリージャーナリスト・ネットメディアIWJ代表の岩上安身が、自身の取材活動、100以上(現在増殖中)のIWJチャンネルから得た、大手メディアが報じない情報をお伝えします。
  • 880円 / 月(税込)
  • 不定期