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Vol25.国民年金が出来た頃の沿革は超重要!この流れは是非知っておきたいところ。

事例と仕組みから学ぶ公的年金講座【過去記事改訂版】
(2018年3月14日第24号改訂) こんばんは! 年金アドバイザーのhirokiです。 ーーーー 1.国民年金は昭和36年4月より前から支払っていた!? ーーーー 3月3日は今から63年前の昭和35年3月3日に初めて国民年金から、年金の支給が行われた日であります。 え?昭和35年に?しかも15日じゃなくて3月3日?と疑問に思われましたよね。 そうです。 今の国民年金のベースは昭和36年4月1日実施のものです。 今みたいに偶数月の15日の年6回支給に改められたのは、平成2年2月から。 じゃあなんで昭和35年3月3日に国民年金が支給されたのか? 実は国民年金ができたのは昭和34年4月で、支給分は昭和34年11月から昭和35年2月分の4ヶ月分のものが郵便局で昭和35年3月3日に支払われました。 この時は最初に4ヶ月分が約250万人の人に年金が支払われました。 月額1,000円で支払われた総額は290億円ほど。 支払われたのは200万人ほどの70歳以上の高齢者とそれぞれ20万人ほどの身体障害者の方や母子家庭に支払われました。 全額税で支給する年金を無拠出制といい、今のように保険料を納める昭和36年4月から始まったやり方を拠出制といいます。 昭和36年4月からは自分で国民年金保険料を納めて、将来に備えるわけです。 この日が正式な国民年金制度の始まりです。 国民年金というのはその名の通り、国民のために作られた年金制度であり、国民年金が作られるまでは当時半分以上を占めていた農業や自営業や、零細企業の人には何の年金も保障されていませんでした。 あるのは、厚生年金や共済年金みたいな被用者年金や恩給(国からの退職後の給与みたいなもので公的年金とは性質が異なる)しかありませんでした。

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  • 事例と仕組みから学ぶ公的年金講座【過去記事改訂版】
  • 2017年10月から発行している人気メルマガ『事例と仕組みから学ぶ公的年金講座』の過去記事改訂版です。制度の仕組み、年金計算の流れ、年金の歴史、考え方、年金と関連して把握しておかなければならない社会の出来事など、幅広く主に事例形式で考察しています。 このメルマガでは、学習者が最新の情報を把握できるように、過去に配信した記事を令和5年4月以降の法律に併せて内容を改訂し、数値も計算しなおしています。 現在の法律にそぐわない内容は省略する場合があります。必要に応じて新しい文言に変更します。 号外配信した記事は必要な情報だけを改訂します。
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