■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■
<1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで>
ビジネス知識源プレミアム(水曜刊:660円/月:税込)Vol.1379
<Vol.1379号:土曜増刊:
BRICS通貨とCBDCはどんな通貨か(2):中編>
2023年11月4日:デジタル通貨の方法と内容の想定
水曜日に定期刊行の正刊は、有料版だけです。
土曜か日曜の増刊は、有料版・無料版共通です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
論考/業務の案内
http://www.cool-knowledge.com/
有料版の新規登録/解除
https://mypage.mag2.com/Welcome.do
https://www.mag2.com/m/P0000018?reg=mag2top
購読方法や届かないことについての問い合わせ(メールアドレス)
→Reader_yuryo@mag2.com
著者:システムズリサーチ:吉田繁治
メール:yoshida@cool-knowledge.com
有料版では、スマホ用の改行なしとPC用の改行ありを送っています。
週に約1回の、増刊の無料版は、改行したものだけです。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
2023年に公表された、貿易の分野での「BRICSデジタル通貨」について、
まともな論を、ほとんど見かけません。その原因は、多岐に渡ってい
ます。
(1)「貿易分野の共通通貨」という概念への、知識がない。
貿易で、もっとも多く使われるドル、2番目のユーロは、米国とユー
ロ(19カ国)の国内通貨でもあるので、国内通貨と貿易通貨の混同が、
まずあります。
「BRICSデジタル通貨」は貿易通貨です。「BRICS 5カ国+産油国+グ
ローバルサウス諸国」の、国内通貨ではない。
国内通貨もそれぞれデジタル化に向かっていますが、統一せず、現
在の通貨を流通させます。
(2)貿易通貨と、国内の各国通貨の区分をしていないから、「BRICS
デジタル通貨」は、もともと無理な通貨であるという結論に達する。
各国の銀行制度、経済事情、賃金水準、所得にかかる税制が、大き
く異なっていて、ユーロのような共通通貨は作れないとされます。
(3)1999年に成立したユーロを、マネー理論から研究し、提案した
のはマンデルです。「最適通貨圏」が必要としました。
最適通貨圏とは、労働移動の自由がある国のことです。
賃金の高い国に労働が移動できる手段があれば、参加国の賃金が平
準化に向かい、通貨は安定する。
ユーロ(EU内の19カ国)では、移民と労働の移動を自由化しました。
しかし労働の作業は同じでも、文化(行動様式)と価値観(需要なも
の)の違いから、各国に人種間の衝突と摩擦を生んでいます。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)