□■□ 石原加受子の実生活に使える「意識のお話」 □■□
「自分中心心理学」は、自分を愛するための心理学です。
「自分を愛する」には、自分を核とします。
可能な限り自分の心に寄り添い、自分の心を裏切らない。
そして、自分の心を満たす。
そうなれば、自分の「願い」は、ストレートに叶います。
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□■【石原加受子】最初から会話が成立しない社会(1・2・3)■□
■最初から会話が成立しない社会(1)
以前、「話し合えない人」の話をしました。
昭和生まれの高齢者は、男女ともに「話し合うこと」ができま
せん。
とりわけ昔は、支配性の強い社会構図であるために、男と女が
対等に話し合う、あるいは語り合うということができません。
話し合う、語り合うということは、イメージ的に言うと、私と
相手が話す分量は五分五分です。一方だけが話し、他方は聞く
だけ、ということはありません。仮に、聞き慣れているという
相手であったとしても、話し慣れている人が、相手に尋ねると
いう方法で、相手の思いを引き出すことはできます。
そんな昭和の両親の元で育っていれば、当然のことながら、そ
の子供たちも「話し合う、語り合う」というのは不得手かもし
れません。
現実には、それ以前に、「会話が成立しない」ということも多々
あるようです。
ある女性がこんなことを言っていました。
繁華街で買い物やウインドウショッピングをしていると、以前
から親しくしていた人と、ばったりと出合いました。
久しぶりだったので、
「ちょっとお茶しない? 話したいこともいろいろあるから」
相手もひとりだったし、急いでいるふうでもなかったの、誘っ
たのでした。
すると相手は、こう言いました。
「別に、私から話したいことは、何もないから」
二の句も継げないように相手が素っ気なかったのは、もしかし
たら、彼女はこれまで親しいつもりで付き合ってきたけれども、
相手はそうではなかったのかもしれません。
仮にそうだったとしても、彼女は、
「急いでいて、時間がないから、とか、こんど、ゆっくり話し
ましょうとか、言い様はあると思うですね」
と憤慨していました。
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