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佐高信の筆刀両断~東京ガスという傍若無人な会社~
2023/11/10
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◆目次
1・筆刀両断 東京ガスという傍若無人な会社
2・『噂の真相』人名録(30) 高橋春男
3・雑記
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1・筆刀両断 東京ガスという傍若無人な会社
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『選択』11月号に「東京ガスの悪辣な『料金高止まり』」という記事が出ている。
消費者が困るのを顧みない「独占企業」の弊害を厳しく糾弾しているのだが、
広瀬道明、内田高史、笹山晋一といった歴代社長には
物価高など無縁のことなのだろう。
これを読みながら、
安西一族に支配された当時の元凶、安西浩が、
息子の邦夫を社長に引き上げて問題になった時、
次のように放言したのを思い出した。
社長から会長になった渡辺宏は浩の義弟なのだから、
私は社名を「安西ガス」に変更しろ、と批判した。
安西浩は『週刊文春』の1988年7月14日号で
「どこが悪い!」と開き直ったのである。
読んでいて怒るよりバカバカしくなるが、
これが東京ガスに限らず「日本の一流企業」のトップの水準なのだ。
「私物化、私物化って言ったってねぇ、
地方のガス会社なんて、みんなそうなんだ。
秋田、郡山(地区担当)の東部ガスや、
原さんがやっている川越のガス会社だってそうだよ。
田舎の方は、みんな世襲なんです。
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