ヒント:Metaが成長軌道に返り咲くことができたのは、以下の2つの要因が大きいと考えられる。
(1) ●●の成長
(2) ●●の改善
本日は、GAFAMの一角を担うMetaが、過去最高売上を記録して成長軌道に返り咲くことができた要因を解説します。
過去、決算が読めるノートでも取り上げていた通り、これまでMetaは広告収益が減収となったり、FacebookのDAU(Daily Active User)がQoQで減少するなど、かなり苦しい局面が続いていました。
Q. Google、Meta、Amazonの広告ビジネスで唯一の2桁成長はどこ?
Q. Metaの広告減収は複合要因、4つの要因を言えますか?
しかしながら、2023年3Q(2023年7-9月)決算では、売上はYoY+23.2%、営業利益はYoY+142.9%と高い成長率を記録して、再度成長軌道に返り咲いています。
苦しい局面からどのように成長率を回復させたのか、読者の皆様も予想しながら読み進めてみてください。
注: この記事では、$1 = 150円(1ドル = 150円)として、日本円表記を併せて記載しています。
売上・営業利益ともに過去最高を記録
Metaの売上を見ると、2020年10-12月以降ほぼ横ばいで停滞していましたが、最新決算(2023年7-9月)では$34.2B(約5.1兆円)、YoY+23.2%と成長率が回復しています。
次に、営業利益を見ると、2020年10-12月以降緩やかに減少していますが、2022年10-12月以降から右肩上がりに増加して、最新決算時点では$13.8B(約2.1兆円)、YoY+142.9%と飛躍的な成長を遂げました。
上図は各種コストの売上比率を表したもので、2022年4Q以降から右肩下がりに低下しています。
2022年4Q決算で、MetaのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は2023年の経営テーマを「Year of efficiency(効率の年)」と発表しており、大胆なレイオフ(人員削減)を主としたコストカットが大きな話題となりました。
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