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公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」
―それってアドラー的にどうなのよ―
Vol.059/第59号
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:: 目次 ::
1.それってアドラー的にどうなのよ 「善意のかたまり」
2.ちょっと御相談がありまして 「言いたいことが言えない」
3.勇気とかライフスタイルとか ―アドラー心理学のお言葉たち―
「人の価値は、共同体の分業において人に割り当てられている役割をどのように果たすかということによって決められる」
4.ナガトウカオルの出張ごはん 鹿児島市「焼肉ひら松」
5.こんなことやってます 出演情報・著書のお知らせ
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2.ちょっと御相談がありまして「言いたいことが言えない」
40代男性会社員。妻と小学5年の娘がいます。
子どもの頃から争いごとが大嫌いで、誰かと喧嘩をしたりすることも一切なかったし、反抗期も特にありませんでした。
母は口から生まれたようなタイプで、私は寡黙な父に似たんだと思います。
結婚した相手は、母のようなおしゃべりな人ではなかったのですが、いわゆる学級委員をするような、頭がよくてリーダーシップが取れる、気が強いタイプの人です。
今抱えている悩みは、言いたいことが言えない、ということです。
いろいろ物価も高くなっているので、月の小遣いも増やしてほしい。
今物置になっている部屋の一角でもいいから、趣味の鉄道模型を楽しむ空間にしたい。
たまには家族3人で、無理のない範囲でちょっと贅沢な外食や旅行がしたい。
でも、おそらくこれらは老後資金確保と子どもの教育費を最重要課題にしている妻に即時に却下されることなので、言い出すことすら怖くてできないのです。
(うーむ、40代、悩み多きジェネレーションかもしれません。このお悩みにナガトウはどう答えるのか? 続きは本文で!)
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