11月1日FOMC後のパウエル議長の記者会見と3日の「10月
のアメリカの雇用統計」を受けて、内外の株式市場は「FRBは利
上げを完了した!!!」と「大いなる勘違い」をして、「浮かれト
ン吉」のように急上昇しています。
11月10日のパウエル議長は「タカ派発言」を行なって、「浮
かれトン吉」になっている株式市場に冷や水を浴びせました。
週明けの14日発表の「アメリカの10月のCPI(消費者物価指
数)」が想定外に高止まっている可能性があり、この日を境に、内
外の株式市場は再び続落を開始するかもしれません。
さらにさらに、11月17日は、アメリカ議会の「つなぎ予算」の
期限日です。
週明けには、「アメリカ政府機関の閉鎖」への懸念「米国ドル国債
のテクニカルなデフォルト」への懸念が再び急浮上しそうです。
今起きていることは、「アメリカのドル国債危機」「アメリカの財
政危機」の「始まり」なのです。
(くれぐれの「アメリカの財政破綻」では無いことに、ご注意くだ
さい。)
アメリカ財務省とバイデン政権は、コロナ危機時にあまりに大盤
振る舞いでヘリコプターマネーの出動し過ぎたのです。
世界を震撼させた2011年の欧州ソブリン危機時のイタリア国
債10年物の利回り(=長期金利)は、6%越えでした。
欧州ソブリン危機時には、「先進国であるはずのイタリアの長期金
利がとうとう6%を超えた!!!」と言うことで、世界が震撼し
たのでした。
今は、アメリカの長期金利の上昇は瞬間風速で5.00%に達し
たものの、まだドル高を伴ってくれているので、世界はまだ震撼
していません。
が、市場がアメリカ経済の大幅減速やアメリカ議会の迷走、アメ
リカ政治の機能不全にうんざりすれば、今度こそ為替市場では「ド
ルインデックスでのドル安」が始まることでしょう。
「ドル安を伴ったアメリカの長期金利の上昇」が始まれば、これ
は「悪い金利の上昇」です。
これは、「アメリカ経済のスタグフレーション(不況の中の物価高)
入り」「ドル国債危機」「アメリカ財政危機」の始まりなので
す!!!
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)