━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『 田中優の未来レポート 』
第295号/2023.11.15
http://www.mag2.com/m/0001363131.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「二酸化炭素による地球温暖化」を信じなくなった今、農毒が最大の心配事だ
ぼくにとって大切なのは自然のこと、ヒトも含めた生命のことだ。とりあえず心配だった温暖化による絶滅はないようだ。
一つ目にシロクマの数は増えていて、生息する場が移っていただけのことだった。二つ目にサンゴ礁も減るどころか増えていて、温暖化による悪影響は確認できなかった。
そうなると農薬メーカーが売りまくった殺虫剤の被害で水生昆虫がいなくなったり魚が絶滅状態になったりしていることの方が圧倒的に問題だ。同じネオニコチノイド農薬が子どもたちの特別支援が必要となる児童の増加が目に余る。我が子は大丈夫だが、普通に暮らしている子どもが被害に遭っている。
何のせいなのかと考えてみると、ネオニコチノイド農薬の使用が増えていることとの相関が極めて高い。それを調べてくれている学者さんたちは限られた予算の中で試薬として用いるネオニコチノイド農薬の価格が極めて高く設定されている中で、苦労しながら調べ続けてくれている。一方の農薬メーカーの側は日本では規制が緩く、しかも経団連の代表が農薬メーカーの会長であることもあって、規制されるどころか緩和されている。これはまるで「天井のない監獄」と呼ばれるガザのような状況だ。ただ降ってくるのがガザでは爆弾だが、日本ではメーカーの言い分では被害のない農薬なだけで。
しかしそのネオニコチノイド農薬は水溶性で水に溶け込んで、ほぼどこにでも水に含まれ、成長時の脳神経など神経を混乱させる。それがADHD(注意欠損多動性障害)や「学習障害」「自閉症」などを増加させている。
グラフを見てほしい(図1)。
図1 要指導児童数の変化
グラフの中の下の水色が従来からあった「言語障害」だが、増えているのはいろいろな色が付けられているADHD(注意欠損多動性障害)や「学習障害」「自閉症」などである。
これらの障害とパラレルに増えているのがネオニコチノイド農薬の販売量の増加で、誰が見たって一目瞭然に関係あることがわかる(図2)。
図2 ネオニコ出荷量
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)