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2023年11月12日:負債の価値と、金利の関係
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著者:システムズリサーチ:吉田繁治
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パレスチナ人が8mの壁の中に220万人住むガザ地区では、イスラエル軍が空爆と地上侵攻を拡大しています。ハマスの予告のないロケット彈攻撃で亡くなったイスラエル人は1400人という。
ネタニアフ首相は、テロに対する「報復」としてガザ地区を攻撃しています。パレレスチナ人の死者は兵士と市民を含み1万4000人という。イスラエル人の10倍。これを聞いて、考えたことです。
■1.イスラエル・ハマス戦争について
【正当防衛の範囲】
イスラエルの報復は、「正当防衛」とされています。しかし正当防衛なら、「倫理的」には、「目には目を、歯には歯を(マホメット)」のハムラビ法典にさかのぼる教義からしても、受けた被害と等価のあたりまで正当と考えるのは、私だけの常識でしょうか。
1人が殺害されたから10人や100人を殺す権利があるとするのは、倫理からは不当でしょう。倫理とは人道(人のあるべき姿)であり、法の前提になるものです。宗教が説く倫理求めることができます。
「人に傷害を加えた者は、それと同一の傷害を受けねばならない。骨折には骨折を、目には目を、 歯には歯をもって人に与えたと同じ傷害を受けねばならない」(「レビ記」24)
【自然権としての防衛】
これが、フランスの思想家ルソーが自然権とした、防衛権の淵源になった教義です。防衛にも、同じ被害までという制限があるでしょう。これが報復の論理です。
(注)日本の新憲法は、戦争を禁じています。しかし憲法学者は、「法以前の、人間の自然権として、防衛権はある」として、先制攻撃をしない防衛のための自衛隊を是認しています。
自然権以上の殺戮は、イスラエル人の多くが信じるユダヤ教の旧約聖書であっても禁じています。
【イスラエルの、ハマスへの報復】
イスラエルの空爆と地上戦は「ガサの壊滅と支配」が目的でしょう。支配を目的にした侵略戦争は、戦争犯罪に該当します。
世界のメディア、政治家、宗教家、法哲学者、国民が、「イスラエルの報復は、正当防衛を10倍も超えた侵略であり、戦争犯罪の行為である」と言わないのはなぜでしょうか。
ハマスの戦争犯罪(1400人の殺害)対して、イスラエルの戦争犯罪(1万4000人の殺害)で報復するのは、旧約聖書に照らしても不当です。戦争であっても武器をもたない市民を殺すのは犯罪です。(注)軍人間の闘争が、戦争です。
【国内の支持は30%くらいと低いネタニアフ】
実は、シオニストのネタニアフ首相は、一段落したら、60%を占めるユダヤ教穏健派から「解任」される可能性が高い。離任のあと議会で尋問しても、たぶん答えることはありませんが、イスラエル国民の60%に、「人間がもつべき良識」があるなら「証言」は求めるべきです。議会尋問を、民主制(=選挙制)のイスラエル国民に要求します。
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