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<Vol.1381号:増刊:銀行危機、金融危機の基礎データ>
2023年11月12日:負債の価値と、金利の関係
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著者:システムズリサーチ:吉田繁治
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パレスチナ人が8mの壁の中に220万人住むガザ地区では、イスラエル
軍が空爆と地上侵攻を拡大しています。ハマスの予告のないロケット
彈攻撃で亡くなったイスラエル人は1400人という。
ネタニアフ首相は、テロに対する「報復」としてガザ地区を攻撃して
います。パレレスチナ人の死者は兵士と市民を含み1万4000人という。
イスラエル人の10倍。これを聞いて、考えたことです。
■1.イスラエル・ハマス戦争について
【正当防衛の範囲】
イスラエルの報復は、「正当防衛」とされています。しかし正当防衛
なら、「倫理的」には、「目には目を、歯には歯を(マホメット)」
のハムラビ法典にさかのぼる教義からしても、受けた被害と等価のあ
たりまで正当と考えるのは、私だけの常識でしょうか。
1人が殺害されたから10人や100人を殺す権利があるとするのは、倫理
からは不当でしょう。倫理とは人道(人のあるべき姿)であり、法の
前提になるものです。宗教が説く倫理求めることができます。
「人に傷害を加えた者は、それと同一の傷害を受けねばならない。骨
折には骨折を、目には目を、 歯には歯をもって人に与えたと同じ傷
害を受けねばならない」(「レビ記」24)
【自然権としての防衛】
これが、フランスの思想家ルソーが自然権とした、防衛権の淵源にな
った教義です。防衛にも、同じ被害までという制限があるでしょう。
これが報復の論理です。
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