ドクター畑地の診察室217.2023.11.12.
現役呼吸器内科、総合内科専門医 畑地治です。
世の中に「○○飲んだらすべての病気が治った」「○○制限食をとったらすべての人が健康になる」等、出鱈目情報が溢れています。現代医療の特徴は精密医療で万人に効くような治療はありません。治療方法は個人によって全く違います!おそらく日本で一番多くの呼吸器疾患患者(肺癌、喘息、COPD、肺炎など)を診療する専門医が、最先端の精密医療を解説&ネットでは出し辛い医療や治療の裏側も配信!
https://zipangu-management.co.jp/culture_000/hataji/
三重県出身 自治医科大学卒業後、僻地診療、三重大学勤務を経て、呼吸器内科医師となる
松阪市民病院院長
診療の傍らFM三重で「肺、おさむに聴け!radioを聴いてらんらんらん(lung lung lung)」という毎週月曜日放送の番組を担当
https://fmmie.jp/program/getsumoku/hiosamu.php
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秋といえば
秋といえば皆さん何を連想するでしょうか。猛暑が持続し、11月になっても25度を超える日もある中で、あまり秋らしくないかもしれませんが、まず私にとっては「食欲の秋」でしょうか。
ありとあらゆる食べ物の中で、世界が終わる直前に一つ食べたい物をあげよと言われれば、私は迷わず、ハムエッグをおかずにしたご飯をあげたいと思います。ハムエッグの卵はやや硬めに焼き、熱々のご飯の上にマヨネーズを少しかけて、その上にハムエッグを載せます。想像しただけで涎が出そうです。そして、そのご飯は、津市大門にある某小料理店の炊き立てのご飯が最高です。
ご飯なんて、どんなご飯でも変わらないと思っていた私は、先日、津市大門にある某小料理店でご飯を出されて衝撃を受けました。「なんて、美味しい米なんだ」絶句した訳です。老店主にどこの米か尋ねてみると、津市安濃町産の米とのことでした。今まで、秋田県のあきたこまち、新潟県のコシヒカリなど、色々な米を試してみたが、年によって当たり外れがあり、安定しない、そんな中、10年前にようやく理想の米に出会うことができて、それが津市安濃町産の米だったと言う訳です。おかずと一緒にこの米を食べるのはもったいないと感じた私は、お思わずおかわりしてしまい、米だけで食べたのです。その米の上に、少しマヨネーズをかけて、弱火でじっくりと自分で作ったハムエッグを載せて食べたい、今度、その店の店主に頼んでみようかと思っています。
さて、次は読書の秋でしょうか。最近読んだ本の中で1番印象に残っているのは、小川哲さん、「君が手にするはずだった黄金について」です。この作家、短編を書かせても、長編を書かせても、コンスタントに上手で面白い、脱帽です。自伝的な短編を集めた本ですが、思わず唸る面白さです。作家によっては作品によって当たり外れが激しい作家もいますが、小川哲さんの本で外れたことはありません。出だしだけで途中で読書を放り投げることの方が多い私が、どの作品も最後まで読まされてしまった唯一の作家が小川哲さんです。新しい作品を心まちにしています。
最後はスポーツの秋でしょうか。早朝ウオーキングをしていると、毎日同じ方にすれ違います。この方とは何時にどこで出会うということが、おおよそ決まっており、一種の早朝ウオーキングコミュニティが形成されている訳です。私は歩くといっても時速7km以上で歩いていますので、会話する余裕がなく、コミュニティに参加していませんが、自分の知り合いの三重大学F医師は犬の散歩をさせているので、そのコミュニティに参加しています。F医師と先日話をしたら、早朝ウオーキングコミュニティの中での1番ホットな話題は、最近「畑地先生が走り始めた」と言うことらしいです。単にすれ違うだけで、身元まで割れてしまっている訳ですが、最近、時速10km位で走っていることが、コミュニティでも認知され、もう早朝ウオーキングに後戻り出来なくなってしまいました。
松阪マラソン本番まで40日程度、しっかりトレーニングを積んで頑張りたいと思います。
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ドクター畑地の診察室217.2023.11.12号
毎週日曜日お昼に配信予定です。
次号は2023.11.19.です。
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畑地 治
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三重県出身 自治医科大学卒業後、僻地診療、三重大学勤務を経て、呼吸器内科医師となる
松阪市民病院院長
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診療の傍らFM三重で「肺、おさむに聴け!radioを聴いてらんらんらん(lung lung lung)」という毎週月曜日放送の番組を担当
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◆2023年10月
https://www.mag2.com/archives/0001688238/2023/10
2023/10/29 松阪マラソンに向けて
2023/10/22 非結核性抗酸菌症
2023/10/15 今昔物語2
2023/10/08 今昔物語1
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