『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2023年11月13日号
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『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2023年11月13日号
●赤羽雄二の視点:攻めの読書をしよう(その13)●今週の相談
・6年前からの上司が定年になり、あろうことか私の部下になってしまいました。非常に仕事しにくい状況です。どう接するとよいでしょうか。
・仕事ができるものの、上から目線がひどく、前からいる人材を威圧するような部下が異動してきました。せっかくいいチームだったのに、雰囲気が一気に悪くなっています。どう対処すればいいでしょうか。
・上司に叱責され、追及されると頭が真っ白になって何も言えなくなってしまいます。自分の責任でないことでも返事ができないので、認めたことになってしまいます。こういう立場をどうすれば改善できるでしょうか。
毎週月曜日発行
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【はじめに】
本メルマガでは、皆さんからの仕事やプライベート上の多くの悩み・質問にていねいにお答えします。メルマガを購読している方なら、どなたでも質問&相談が可能です。(ご質問: akaba@b-t-partners.com )
【『ゼロ秒思考』とは】
『ゼロ秒思考』は、マッキンゼーで14年間、その後も多くの企業、個人を支援してきた私が生み出した独自のアプローチです。
「メモ書き」によって思考と感情の「言語化」に慣れ、強化することで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心が強くます。くよくよしなくなります。何をすべきかがわかるので、行動も早くなります。
20数年にわたって改良し、内外で実践していただいた結果、10万人以上の方に効果を実感していただいています。
誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、効果は絶大です。実践された方々からのコメントの一部を紹介します。
「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」
「打てば響くような会話ができるようになった」
「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」
「自分に自信がついた」
「気持ちを素直に伝えらえるようになった」
本メルマガは、この『ゼロ秒思考』をベースに、皆さんの悩みに答えていきたいと思います。
赤羽雄二の視点:攻めの読書をしよう(その13)
読書活用術㉑: 30代になるまでに300冊、半分は小説を読む
本好きな方は中学、高校時代から30代になるまでに多分800冊以上は本を読んでいるのではないかと思います。
13~29歳の17年に月4冊なら約800冊、月6冊なら約1200冊ですね。私自身を振り返ってみると、小学校高学年、中学、高校時代が月4冊、大学以降は月10冊以上を必達目標にしていたので、1800冊くらいだと思います。
これは本を読むのが好きだからできたことではありますが、最近はスマートフォンの普及とLINE、X(Twitter)、TikTok、YouTubeあるいはゲームなどの影響で、学生、20代で本をほとんど読まない方がかなり増えたようです。後述しますが、実はそれだけではなく、30~40代も、ファミコン世代以降はかなりの影響を受けています。
私は年間数十回、講演をするので、学生、20代との接点がかなり多く、そのたびに「今までに読んだ本は全部で何冊?」という質問をするのですが、数十冊以下という方がかなり多いので驚きます。数冊という方も実はおられます。
「そんな馬鹿な」と思って聞き返すのですが、決してウソを言っているとか、過小申告しているということではないようです。つまり、本を読むという習慣がなくなってきたとしか言えないような状況です。本を読む習慣がなくなり、本を読む時間も取れないということのようです。
私自身も、最近は本のよさ、大事さを再認識して改めて読むようにしていますが、一時期、ネット記事のフォローにかなり時間を取られ、本を読む量が激減していました。検索、メルマガやキュレーションアプリ、ソーシャルメディアから流れてくる膨大なネット記事に目を通すのがせいいっぱいだったからです。
なので、物心ついたときからネット環境が日常になってしまった世代では、本を読む時間が極めて取りづらいということはよくわかります。
本を読む習慣がぐんと減り始めたのは、ネット環境ができる前のファミコン世代からとも言われています。最近、こういうお話もお伺いしました。「今年で42歳になりますが、小学生の時にファミコン、更にはゲームウォッチというモバイルゲームが登場し、読書の醍醐味を知る前にそれらの強烈な魅力に負けてしまいました」
まさにそうですよね。私自身の経験と合わせても、読書量が平均で5%減とか、10%減ではなく数分の一以下に減っていると思われます。
本を読まない人が増えたということは、読書のメリットを享受していない人がそれだけ増えた、ということです。
つまり、
1.知識があまり増えず、知らないことを学ぶこともあまりなく、
2.視野があまり広がらず、
3.深い知恵にふれることなく、
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