こんにちは、マユリです。
11月13日は新月だそうですね。オンラインサロンに投稿がありました。
生贄を好むケルトの神
新月といえば「ノルマ」という有名なオペラがあります。19世紀の頭に書かれたオペラで、舞台は古代ローマの支配下にあったガリア・現在の北フランスあたりで、当時はケルト人が住んでいました。
主人公のノルマは、ドルイド(ケルトの宗教)の巫女で、このオペラの中には何度もケルトの儀式が出てきます。ドルイドの儀式は生贄を伴い、現代のアメリカの砂漠で行われるバーニングマンというイベントも、ドルイドの儀式を復刻したものといわれています。
このオペラの冒頭に、CASTA DIVA(清らかな女神)という有名なアリアがあります。新月の日に森に集まったケルトの人々の前で、ドルイドの巫女ノルマが歌います。銀色の月の光が降り注ぐ幻想的な光景の前で、生贄の首が切られるのです。私が見た舞台では、三人の生贄の髪が鎌できりおとされ、大きな器の中に入れられたのですが、斬首という行為を舞台で再現するのはちょっとなので、髪の毛という隠喩にしていたようです。
3人の首を背景に、ノルマが神に祈りを捧げます。
天を統べる神の平和がそのまま地上に降りてきて、地上が平和になりますように!
sparugi in terra quella pace che regnar tu fai nel ciel
いやいや・・生贄好む神のエネルギーが地上に降りてきたら、地上が血まみれになりますって!!
実際、このあとノルマは自分の罪を告白して(巫女は処女でなければならないのですが、彼女はローマ兵と通じて子供までなしていたのです)自ら生贄となって火炙りになります。こわすぎますやん、この神。
で、ふと思ったんですが・・
パレスティナの神とイスラエルの神はどんな神なんでしょうか?この血まみれ具合は、ノルマの神といい勝負か、それ以上か!!
血まみれの神が、地上を血まみれにする
それにしても、イスラエルにあんなことをすれば(ハマスはイスラエルの野外コンサートを襲い、多数を死傷させ人質を誘拐しました。)10倍返し、いや、へたをすればガザ地区が壊滅するくらいの報復があるのが目に見えているのに、なぜ、ハマスはあんなことをしたのでしょうか。
普通に考えて理不尽です。もっとも、理不尽なことをするのが人間で、かくいう日本も、第二次世界大戦でアメリカに対して同じようなことをして、沖縄島民の3分の1~4分の1が死亡、広島長崎もほぼ壊滅状態となりました。その上、事実上勝敗が決した勝ち目のない戦なのに、神風特攻隊と称して若者を自爆させていたわけですから、もはや勝つための戦争でなく、死ぬための戦争になり果てていたのです。これはもう何かやばいものが憑いていたレベルといっても過言ではありません。
当時の日本も生贄好む神が地上に降りてきていたのでしょうか。
続く
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