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「減税」をアピールし始めたが故に始まった露骨な「岸田下ろし」。これは財務省が仕掛けた「減税やれば、こうなるぞ」という“見せしめ”なのか!?

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
岸田内閣の支持率低下が激しくなってきました。時事通信社によれば、内閣支持率は21.3%で、自民党支持率も19%台に落ち込んでいます。両者の合計が50を下回ればその政権はもうもたない…といういわゆる「青木率」ですが、これがなんと約40なわけで、ここまで嫌われる政権っていうのも、ここ最近見たことがない、という位の嫌われぶりです。 その根本的な原因は、何もやらないだけでなく、アメリカや財務省のいいなりになってやらなくていい事ばかりを繰り返して国民に被害ばかり与える単なる「増税メガネ」のくせに、減税だとか所得倍増だとか新自由主義からの決別だと口先だけで「エエカッコしい」を繰り返すそのショボさセコさチッチャさに、多くの国民がウンザリしはじめたから、です。 ただし、「岸田という男」のショボさセコさチッチャさは、かねてから分かってた話し。当方の雑誌、表現者クライテリオンでは、三回にわたって「岸田文雄」に関する特集を組み、この男のショボさセコさチッチャさを様々な角度から描写してきた通りです。 だとすればなぜ今、急にそんなショボさセコさチッチャさが国民に嫌われ始めたのかというと、その直接のきっかけは、ショボくて見せかけだけの4万円減税をぶち上げたことと、内閣の政務三役の辞任ドミノが始まったことです。 当方は、岸田文雄という人物がショボくてセコくてチッチャいくせに、総理やってるってことが、途轍もなく不埒で不道徳な話しだと認識し、今の岸田政権の支持率の急落ぶりを当初大いに喜んでいたのですが…よくよく考えると、これはチトとまずいな…と感ずるようになってきました。 というのも、この支持率の急落は、某勢力が岸田潰しに重い腰を上げたからだ、ということに気付いてしまったからです。 当方がそれに気がついたのは、鈴木財務大臣が国会審議で、「岸田総理が、4万減税の“原資”は、税収の上振れ分だと説明しているが、そんな“原資”はもう使い切っていて、既にありません」と答弁したとの報道を目にした時です。

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