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資金が動きまくっている?

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2023/11/17
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資金が動きまくっている? おはようございます。 まったく、きのうの円が強い動きというのはどう考えても説明がつきません。円高ならドル安だろうと、みてみると、ドルインデックスはほぼ変わらず、金利だけが急落というような状態です。要はきのうの見通しがひん曲がった、と言いたい、というよりも申しわけありません、と言いたかったのです。よくわからないのですが、現時点ではっきりしていることをまとめてみたいと思います。 ■失業保険申請者数 この雇用は、10月中旬から11月にかけてピークを迎える、ということはずっと言っていました。アメリカの季節性として夏休み明け、ないしはそれ以前から雇用が再開し、11/23の感謝祭、つまりビックフライデーに向かって経済が循環していく、というお話は何度もさせてもらっています。この場合、まず、資金調達ですので、金利は毎年のように7-8月から上昇し、その資金で設備投資や雇用を企業は行う、という季節性をきちんと理解していれば、雇用が悪化するなんてことは当然のこと、だと読者のみなさんにとっては当たりまえのことを言っているだけの話です。この話は、私も書き飽きていますし、読者のみなさんも耳タコだと思います。 わからない未来を知るためには季節性、シーズン性をきちんと理解すればいいだけの話です。参考までにアノマリーという季節性は、理由がわからないものを指し、上記で説明した季節性とアノマリーというものはまた違うものです。 その結果、失業保険申請者数は以下のようになりました。 https://d3fy651gv2fhd3.cloudfront.net/charts/united-states-jobless-claims.png?s=ijcusa&v=202311161341V20230410 失業保険申請者数に関しては3か月ぶりの高水準です。そして私が重視をしている継続受給者、長期失業者も以下の通りになりました。 https://d3fy651gv2fhd3.cloudfront.net/charts/united-states-continuing-jobless-claims.png?s=unitedstaconjobcla&v=202311161411V20230410&w=850&h=400&d1=20211116&d2=20231116&type=column 長期失業者は2021年以来の高値水準にあります。 なぜ、これを重視するかといえば、この数字がダイレクトに失業率に反映される傾向があるからです。しかし、21年の長期失業と今回23年の長期失業と意味合いが違うだろうというのが見通しです。今回の失業者は儲かったので自らやめたが多いのに対し、21年の場合は生産過剰、つまり物が売れない結果の失業という意味です。

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