1月14日発表の「アメリカの10月の消費者物価指数(CPI)
についても、さらには11月17日に期限の来る「アメリカ議会
のつなぎ予算」についても、思いっきり「空振り」をしてしまいま
した。(><)
11月14日発表の「アメリカの10月の消費者物価指数(CPI)」
統計は、こちら「~勝利の女神~」の予想とは裏腹に、市場予想を
明確に(かなり大きく)下回りました。
この日のCPI統計の発表後、内外の株式市場は「FRBは利上げを
完了した!!!」「アメリカ経済はソフトランディングする!!!」
との楽観論をますます強めて上昇してゆきます。
11月は株価が上昇しやすい時期です。
12月も株価は上昇しやすい時期です。
こちら「~勝利に女神~」も10月以前まで維持していた「楽観
のシナリオ」に戻ります。
来年はアメリカ大統領選挙なので、パウエルFRBはアメリカ経済
を景気後退入りさせたくないはず。
パウエルFRBは、今後アメリカ経済を徐々に減速させてゆくもの
の、アメリカ経済が景気後退しそうになれば、FRBは利下げを開
始するだろう。早ければ3月にも利下げ開始か???
言い換えると、パウエルFRBが強引に2%インフレを目指すと、
アメリカ経済は景気後退入りしてしまうので、パウエルFRBは
12月FOMCでも1月FOMCでももう利上げを行なわないで、
それどころか2024年には早ければ3月にも利下げに転じるだ
ろう。
2024年の何処かの地点で、パウエルFRBは「3~4%くらい
の高めのインフレ」を当面は容認する政策へ、こっそりと転換す
る(=金融緩和政策の大転換。)
すなわち、「着地点が2%インフレ目標のソフトランディング政
策」を放棄して、「着地点は当面3~4%くらいの高めのインフレ
と高めの金利政策(=ノーランディング政策)」へと転換するのだ。
FRBの信任は失われて、このとき、ドルインデックスでのドル安
が始まって、ドル円の為替相場でも「ドル安円高」が始まるだろ
う。2024年半ばには、ドル円は1ドル125円を目指す。
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