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来年春には景気は低下すると主張する人たちがいますが・・・

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2023/11/18
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来年春には景気は低下すると主張する人たちがいますが・・・ おはようございます よく来年のことを言えば「鬼が笑う」と言います。しかし、私たち投資家は来年のできる限りわかることを予測して投資行動を立てなければいけない、ということです。ゆえに、わからないけれど、でき得る限りの事実を集め、そこから予測をしていなければいけない、と個人的には考えています。かといって憶測と自分の願望込みの予測ほど身勝手なものはなく、きちんと事実に基づき、誰にでも説明できる予測ではないと意味がありません。これから来年の予測があちこちで出てきますが、私から言わせればその過半は「あなたの願望予測」というものに過ぎません。今の円安予測にしても150円から160円とか、まだまだ円安が続くという予測が過半になりますが、では、その根拠は? と思います。根拠を聞くと殆どの方は「みなさんがそう言っている」から、と肩から力が抜け、起き上がれない、というような状態になります。まだまだ日本から資金が流失するから、これに焦点を絞った答えも多いのですが、日本への流入は一切考慮をしないお答えばかりです。 この答えを少し書いておけば、ドイツにGDPが抜かれるそうですが、ということは、日本は質の高い労働力を抱え安いコストでモノを作れる国家になれるのですよ。そういう意味では、資金が流入する可能性があります。ともかく「ものづくり日本」の構想の話はかねてから疑問に思ってきましたが、円安背景であればものづくり日本はあり得るのではないか、と思います。円安には円安のメリットがあり、円高には円高のメリットがあるものです。数年前までは円安が国益だ、と騒いでいたのに、今は円安が害悪、という意見の方が勝ってきました。円安円高、どちあの状態でもメリット、デメリットはあるものです。ただ長所、短所は時間的効果が違う訳です。いつもいうのですが、長期的効果と短期的効果が結果にはあり、それは時間効果において違いがある、ということです。 ■よく専門家と呼ばれている人たちが来年の春には不景気になる、と言っているのですが・・ まず、来年のマーケットを予測するのには何を見ればいいのか、を考えていきます。このメルマガをよく読んでいる方は、いっぱいいればうれしいのですが、去年のマーケットをよくみればよい、というと思います。実際、私は「ずっと」そう言っていますし、マーケットの基準は去年の値段だよ、と言っています。 ここ最近は、金利は去年を基準に動いているという話をみなさんに耳にタコができるくらい言っています。ドル円は去年からいくら金利が上昇したかをみて、その金利差によって価格が決定しているよ、と何度も言っています。これは去年の金利と今の金利の差を計算し、さらに、きのうからの金利差を比較すれば、たいていの場合、きょうのドル円レートはわかるよ、と言っているのです。これがその通りにならない場合は、神田財務官や鈴木財務大臣が出てきて「為替相場を注視している」と警戒発言が出ているだけの話です。 つまり株だろうが、為替だろうが、みな去年の同月同日がどうなっているかをよく見る必要がある、と言っているのです。

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