【痛くない死に方　2023年第47号】インフルエンザワクチン接種後に今までにない副反応を訴える人が増えている

２０２３年　47号【長尾和宏の痛くない死に方】 長尾和宏です。 急に寒くなってきました。相変わらず東京と関西を行ったりきたりする日々ですが、 昨日は久しぶりの強い雨。羽田空港では飛行機が離陸できず、中に閉じ込められました。 おかげで大阪のスタジオで僕を待っていてくれた某有名雑誌の編集部の皆さんに ご迷惑をおかけしました。 おかげさまでフーテンになった僕に、今も取材依頼をかけてくださる媒体さんがたくさん あります。ＳＮＳでは、長尾は医者を辞めたのにまだ医療に口を出すのか！ とかいい加減 なことを言っているひとたちがいるけれど、僕は医者を辞めてなんかいません。 長尾クリニックを65歳で定年退職しただけです。 24時間３６５日、働きづめの日々だった町医者は卒業しましたが、僕は医者で医学博士。 医者としての発信活動は今後も続けます。 そんな僕のところには、毎日のように複数の人から 「コロナワクチンはやめたけれど、インフルエンザワクチンは打ったほうがいいですか？」 という問合せがたくさん来て困惑します。 今までは、「打ちたければ打てばいいよ」……そういうふうに答えることが多かった。 でも、僕は一度も打ったことがないけれどね。ともお答えしていました。 だけど今年は、ちょっと待って！　と言いたい気持ちがある。 これは先日の「長尾チャンネル」でゲストにお呼びした、加藤正二郎先生もお話されていた ことだが（加藤先生のお話は、どれもこれも刺激的だったよね！） ……「今年のインフルエンザワクチン、なんか従来のワクチンと違うかも？」と実感され ている医師も多いようだ。 なんか、以前より接種差から上がってくる副反応の報告がキツクない？　と。 「今までインフル打って一度も副反応なんか感じたことがないのに、今年は熱が出た」 という人がとても多いのだ。 そもそもコロナワクチンとの同時接種に「問題なし」なんて、一体どんな根拠で決められた ことなのかもわかっていない。 しかし、厚労省のホームページにはこんなふうに書いてある。 以下厚労省「新型コロナワクチンQ＆A」というページより抜粋する。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Q　新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種することはできますか。 A　新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種は可能です。 またそれぞれのワクチンを別の日に接種する場合の接種間隔についても制限はありません。