『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2023年11月20日号
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『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2023年11月20日号
●赤羽雄二の視点:攻めの読書をしよう(その14)●今週の相談
・同僚が自分の話ばかりして、仕事の邪魔です。人の邪魔をしている、という感覚が全くないらしく、忙しそうにしても動じないので、閉口しています。こういう人にはどう対処したらいいのでしょうか。
・上司がパワハラですでに何人も部下が辞めています。さすがに会社でも問題視されてきたのですが、部下の一人としてどうしたらいいのでしょうか。
・部下に信頼されていないと思います。何とかアクティブリスニングをしようとしているのですが、「大丈夫です」「何でもないです」の一点張りで距離を縮めることができません。どのようにアプローチすればいいのでしょうか。
毎週月曜日発行
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【はじめに】
本メルマガでは、皆さんからの仕事やプライベート上の多くの悩み・質問にていねいにお答えします。メルマガを購読している方なら、どなたでも質問&相談が可能です。(ご質問: akaba@b-t-partners.com )
【『ゼロ秒思考』とは】
『ゼロ秒思考』は、マッキンゼーで14年間、その後も多くの企業、個人を支援してきた私が生み出した独自のアプローチです。
「メモ書き」によって思考と感情の「言語化」に慣れ、強化することで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心が強くます。くよくよしなくなります。何をすべきかがわかるので、行動も早くなります。
20数年にわたって改良し、内外で実践していただいた結果、10万人以上の方に効果を実感していただいています。
誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、効果は絶大です。実践された方々からのコメントの一部を紹介します。
「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」
「打てば響くような会話ができるようになった」
「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」
「自分に自信がついた」
「気持ちを素直に伝えらえるようになった」
本メルマガは、この『ゼロ秒思考』をベースに、皆さんの悩みに答えていきたいと思います。
赤羽雄二の視点:攻めの読書をしよう(その14)
読書活用術㉓:普段から意識して情報収集の時間を取る
普段から意識して情報収集の時間を取ると、本に対する感度が非常に高くなります。例えば、ロボットや人工知能、あるいは環境問題に関して普段からネットでの情報収集をしていると、今何が課題で、どういうことが起きていくのか少し見えるようになります。
そうなると、その分野の本が出たと聞くと、読むべき重要な本かそうでもないかがすぐ判断できるようになるわけですね。
情報収集に関してはいくつかのポイントがあります。
1.Googleアラートを使う
関心のある分野の記事をもらさず見るにはGoogleアラートが一番お勧めです。ネットで検索するとすぐ見つかります(完全無料です)。Googleアラートに関心のある分野のキーワードを登録しておくと、毎朝6時にそのキーワードが入った記事が全部送られてきます。
Googleアラートは、キュレーションツールと違って、どういう記事を見たかによって勝手に絞りこんだりしないので、見落としがありません。キュレーションツールは、大事ではないのにそそる記事がどんどん多くなるので要注意です。
毎朝送られてきた記事にさっと目を通しておくと、そのキーワードに関しての世の中の動きがだいたい頭に入っていきます。記事は言語設定ができますので、私の場合は、キーワードによって日本語記事と英語記事を指定しています。
例をお見せすると、私の場合、仕事がら多数の企業を支援していますので、次のキーワードをフォローしています。
時間に余裕があれば、送られてきた中で主だった記事を読みます。具体的には、Googleアラートから毎朝届くメールを開き、上からざっと見て気になる記事を選んで読みます。その記事の中で紹介されている大事な記事や、そのブログの過去記事ランキング、人気記事なども読みます。
それらの中でまた気になる記事が紹介されていたり、そのブログの過去記事で気になるものがあったりすれば、そちらも読みます。
芋づる式につながっていく感じですね。どんどん広がっていきます。「え、これも?」「あ、こんな記事も!」ということで結構、興奮して来ます。宝の山を掘り当てた感じですね。
記事の中で紹介されている記事はもちろん大切ですが、それ以上にそのブログの過去記事が知見を非常に深めてくれます。時間は本当にわずかしかありませんが、必死に面白そうな記事を読んでいきます。感度が高まっているし、すべての能力が高い状況なので、短時間でどんどん読み進んでいけます。
こういう読み方をしているときに注意していることが2つあります。
一つは、記事の途中で別の記事が引用され紹介されているときは、構わずそちらに飛んでいくことです。元の記事を最後まで読んでから読もうとすると、私の経験では、どうも少し冷めてしまい、当初のワクワク感が減ってしまいます。
「食べたいときがうまいとき」に近い感覚で、「え? え? ええええ~~」という感覚を大切にしたほうがどうもよい結果になります。集中力も上がり、その10~15分で調べていた課題に関して一気に理解が深まっていきます。
もう一つですが、やはり毎朝毎晩30分の制限時間をあまり超過しないようにコントロールすることです。この点、宝の山を前にしてかなりむずかしいチャレンジなので、いつも戦っています。
余裕がなければ、来た記事のタイトルだけさっと目を通すくらいですが、それでも、毎朝のGoogleアラートのおかげでこういったキーワードへの感度を常に高く維持できます。したがって、こういう分野の本の情報に対してはピンと来ますし、読むべきかどうかの判断もすぐにできます。
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