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第295回 登場するイーサリアムETF、食品サプライチェーンにおけるAIとブロックチェーン その1
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▼今回の記事
ビットコインETFへの期待がビットコインの相場を引き上げる大きな要因のひとつになっているが、今度がイーサリアムのETFが申請された。これを紹介する。また、主にビットコインを巡る先週の動きを紹介する。次に、「ChatGPT4」による相場予測が更新されていた。これも紹介する。最後のメインテーマとして、食品サプライチェーンにおけるAIとブロックチェーン活用の概要を見る。今回はその1である。
▼若干相場が下がったビットコイン
先週ビットコインの相場は若干下落した。過去5日間で2.51%の下落である。11月20日現在で558万円前後で取引されている。下落の理由は、期待されていたビットコインETFの承認を「米証券取引委員会(SEC)」が再度延期したことである。
「SEC」のウェブサイトに15日掲載された文書によると、同委は既存のビットコイン先物ETFを現物投資型に転換するとした「ハッシュデックス」の申請に関する判断を先に延ばした。
デジタル資産運用会社、「ハッシュデックス」は9月に申請。「SEC」の回答期限は今月17日だったが、来年まで先送りされた。「SEC」はまた、「グレースケール・インベストメンツ」からのイーサリアム先物ETF申請についても判断を延期した。
この決定が、先週のビットコインの小幅な下落につながったのだ。これまでビットコインは急速に上昇していたが、この上昇をけん引していたのが、ビットコインETF承認への期待であった。これまで「SEC」は、主に市場操作とボラティリティへの懸念から、ビットコインETFの承認に慎重な姿勢を堅持している。
●それでも消えないビットコインETFの期待
しかし、過去にビットコイン先物ETFが承認されたことが前例となり、現物を取引するスポットETFの承認への期待が高まっていたのだ。特に期待が高まっていたのは、次の2つにビットコインETFだった。
・グレイスケールのビットコイン信託
「グレイスケール」は180億ドルのビットコイン信託をスポットETFに転換しようとした。「グレイスケール」のビットコイン信託は最大のビットコイン投資商品の1つであるため、この転換は注視された。
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