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あなたの眼鏡には何が写っていますか?

観月まひろの「不思議まっさい中!遠慮なく幸せになる話」
こんにちは。観月まひろです。 先日、次男(中2)の学校のマラソン大会で 今の中学生たちの人間性の高さにとても驚かされたという出来事がありました。 校庭グラウンドで行われたマラソン大会。 女子の部のあとで男子の部が行われます。 ほとんどの女子がゴールした後で、最下位の女子だけが走っていました。 その子はものすごく走るのが遅くて、数分間グラウンドをひとりっきりで走るという状況。 そういえば昨年も、同じように最下位を走っていた子でした。 走るということに逃げずにちゃんと向き合う姿勢が本当にすごいです。 先にゴールした女子たちが「がんばれ~!」とみんなで声援をかけ始めました。 すると男子たちは、おのおのアップをしながら出走準備に入っていたのに 誰からともなく拍手が起こり、 とうとう男子全員が出走準備をやめて 男子みんなで「がんばれ~!」の応援を始めました。 学年の男子・女子まるごとで、ひとりの女子に声援を送っているこの様子に 私は感動し、ものすごく驚いたのです。 私たちが中学生の頃には、素直に誰かを応援することに照れや恥じらいがあって ましてや応援するのが異性となると冷やかしにあう危険性があり こんなふうに男女一緒になって誰かを応援することなんてありませんでした。 校庭ではまだその女子が、ゆっくりだけど一生懸命走っていました。 ちょうどその頃、他学年の生徒たちが授業の休み時間に入ったようで 校庭に面した校舎の窓から、好奇心旺盛の男子たちがマラソン大会をのぞき始めました。 するとなんと、その男子たちからも 「がんばれ~!」という声援と拍手がわきおこりました。 走っている女子と特に面識があるわけではなさそうなのにです。

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