コロナ危機時に蓄積されていたアメリカ国内の過剰貯蓄は第三四
半期(7-9月)には中低所得者層を中心に底を突いて、10月か
らは学生ローンの返済も始まっています。
アメリカの個人消費は急速に冷え込み始めている模様です。
11月14日の「CPI」統計で、アメリカ経済がノーランディング
する(=インフレが高止まってスタグフレーション入りする)可
能性)は無くなりました。
その一方で、14日の「CPI」統計では、アメリカ経済がソフトラ
ンディングする可能性が高まったわけでも無いです。
可能性が高まったのは、アメリカ経済がランディングする(2%
インフレ目標という着地点に達する)可能性だけです。
「ランディング」の可能性の中には、もちろん「ソフトランディン
グの可能性」も「ハードランディング(景気後退入り)の可能性」
も含まれています。
今後パウエルFRBの利下げが後手後手に回らなければ、アメリカ
経済はソフトランディングすることでしょう。
その反対に、今後パウエルFRBの利下げが後手後手に回ってしま
ったら、アメリカ経済はハードランディングしてしまうことでし
ょう。
引き続きアメリカ経済の先行きは不透明なままです。
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