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止まらない中国離れ、断交も厭わないアルゼンチン新大統領/フェイクニュースで米台離間、台湾人の意気を挫くフェイクニュースが乱立

黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」
○●――――――――――――――――――――――――――― 黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」        2023年11月22日号(第522号) ―――――――――――――――――――――――――――●○  みなさん、こんにちは。黄文雄です。  アルゼンチンで新大統領が誕生しましたが、ゴリゴリの反中で、中国との付き合いを見直し、アメリカと歩調を合わせることを主張しています。一帯一路からの離脱を表明したイタリアと同様、中国の影響力から脱しようという国がまた一つ増えました。これが国際情勢に与える影響とは、どのようなものがあるでしょうか。  今週は、この問題を取り上げました。  その他、盛りだくさんの内容でお送りします。  1 今週のニュース分析  ☆【中国】止まらない中国離れ、断交も厭わないアルゼンチン新大統領  ☆【台湾】フェイクニュースで米台離間、台湾人の意気を挫くフェイクニュースが乱立  2 日本人が知らない中国の正体 第7回  ☆多様性を否定し、一元化を求める中国気質  ☆中国には共通の漢語がない ――――――――――――――――――――――――――― 1 今週のニュース分析 ☆【中国】止まらない中国離れ、断交も厭わないアルゼンチン新大統領 ◎中国、アルゼンチンが関係断絶すれば「重大な過ち」と指摘 https://jp.reuters.com/world/china/N7CSGNALBZNMLLFPXEY6MAR7VU-2023-11-21/  11月19日にアルゼンチンで行なわれた大統領決選投票で、自由至上主義(リバタリアン)で中国に対して厳しい姿勢のハビエル・ミレイ氏が勝利しました。ミレイ氏は独立系右派の候補で、小さな政府を目指し中央銀行の廃止などを公約に掲げていました。  アルゼンチンはインフレによる物価高騰で年間インフレ率が140%を超えており、そうした混乱の中で、これまでの路線が否定されたということなのでしょう。ミレイ次期大統領は通貨ペソのドル化や中絶を合法化した憲法改正の廃止、ブラジルやパラぐらい、ウルグアイと設立した南部共同市場(メルコスル)からの脱退などを主張しています。 また、ミレイ氏は社会主義とのビジネスを拒否する姿勢を示しており、その過激な物言いから「アルゼンチンのトランプ」とも言われています。  外交政策については「社会主義者・国家主義者に対する闘い」と表現しており、アメリカと歩調を合わせることを表明、とくに中国に対しては、「中国では人々の自由がなく、彼らは望むことができない。それをやろうとすれば殺される」「暗殺者と取引するだろうか?」などと述べ、嫌悪感を明らかにしています。  また、隣国ブラジルについても左派の大統領であることから、批判的です。 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-17/RZI8S2DWLU6801 もっとも、この発言については真実を突いており、過激というより誰もが思っている本音を言うタイプなのではないかと思います。  これに対して中国はアルゼンチンが中国との関係を断ち切ることは、「重大な過ち」になると批判しました。恫喝めいた物言いは、いつものとおりですが、イタリアやフィリピンが一帯一路から離脱する意向を示しているように、中国に見切りをつける国が増えてきていることもあり、焦りも見えます。

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