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第773回 これから正念場になるガザ戦争、日本も巻き込まれるか?パーカーの2024年予言 その3

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…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第773回 これから正念場になるガザ戦争、日本も巻き込まれるか?パーカーの2024年予言 その3 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 ガザ戦争の行方を見ると、2024年は大変な年になることが予想される。下手をすると、パンデミックでロックダウンされた2020年よりも厳しい変化になるかもしれない。そこで今回も、日本では報道されていないガザ戦争の行方と今後がどうなるか書く。最後に、イギリスの著名なサイキック、クレイグ・ハミルトン・パーカーの2024年予言のその3を掲載する。 ▼これから正念場になるガザ戦争 それでは今回のメインテーマを書く。これから正念場になりそうなガザ戦争の行方についてだ。 日本の主要メディアでは、ガザ戦争の報道は激減している。日本では、社会の関心もなくなってきているのだろう。しかし、世界的に拡大したパレスチナ支持の抗議運動はいまだに激しく続いおり、イスラエルという国家に対するイメージが根本的に変化している。ガザ戦争の行方がひとつの背景になり、2024年は大変な年になる可能性が高い。だから、我々もガザ戦争の行方を追うことは大変に需要だ。 ●完全にバランスを失ったイスラエルの国内世論 まずは、日本では報道されていないイスラエルの国内の状況について伝える。イスラエルでは10月7日の「ハマス」による攻撃のショックは続いており、それによってイスラエルの国内世論はバランスを崩し、危険な方向に変化している。筆者は毎日カタールの放送局、「アルジャジーラ」を見ているが、イスラエルの世論の危険な変化を頻繁に報道している。 イスラエルはアメリカ並の分断国家である。さまざまな問題で異なった政治勢力が対立しているが、もっとも大きな対立は、パレスチナと共存する2国家案を受け入れるリベラル、おおび左派と、ヨルダン河から地中海までをイスラエルの領土として、パレスチナ人の権利を認めない大イスラエル主義との対立である。この支持勢力は、ネタニヤフなど右派と極右だ。 15年ほど前まではパレスチナ国家との共存を主張する左派が有力だったが、第二次ネタニヤフ政権が成立してから大イスラエル主義が主流となっていた。それでも、左派もそれなりの影響力があった。しかしながら、10月7日の攻撃以来、イスラエルの国内世論はバランスを失い、過激になっている。左派は陰を潜め、大イスラエル主義が熱狂的に主張されている。国内の主要メディアでは、すべてのパレスチナ人の追放を主張する意見や、核兵器を使ってパレスチナ人すべての殲滅を主張する意見などがさかんに放送されている。 一方、国際社会が唯一の解決策として認めるパレスチナ国家との共存案の支持はほとんどない。左派がこれを主張する集会を開催すると、警察によって暴力が奮われ解散させられる。従わない場合は、逮捕される。パレスチナ人全員の殲滅を主張する大イスラエル主義がイスラエルの国内世論を支配するに至った。 ●沈静化したように見えるイスラム勢力 こうした大イスラエル主義の熱狂のため、主に左派が主張する2国家共存の方向は消滅しかかっている。これをまじめに支持するイスラエル国民は非常に少なくなってる。このため、現在のガザ戦争がどれほど悲惨なものだったとしても、パレスチナ人に同情するイスラエルの世論は非常に弱い。世界の趨勢とは逆行している。

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