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貞子第二メルマガ:アメリカ経済ソフトランディング・シナリオと、アメリカ経済ハードランディング・シナリオ(その2)

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2023/11/24
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11月は株価が上昇しやすい時期です。 12月も株価は上昇しやすい季節です。 もしかしてひょっとすると、今の株式市場の上昇は「バブル崩 壊前の最後の一刷毛」かもしれません。 「最後の一刷毛」とは、「近い将来の景気後退」を予測して長期金 利が低下する中、株式市場がこの長期金利の低下を単純に喜んで 上昇することです。バブル崩壊の直前にはよく現れる現象です。 今のアメリカでは、実態経済、特に個人消費そのものは想定以上 に急減速していることが現場から次々と報告されています。 コロナ危機時に蓄積された過剰貯蓄が中低所得者層を中心に底を 突いています。10月からは学生ローンの返済も始まっています。 アメリカの個人消費は中低所得者層を中心に急速に冷え込み始め ている模様なのです。 11月14日の「CPI」統計で、アメリカ経済のノーランディン グの可能性(インフレが高止まり続けてスタグフレーション入り する可能性)は無くなりました。 かと言って、14日の「CPI」統計では、アメリカ経済がソフトラ ンディングする可能性が高まったわけでも無いのです。 14日の「CPI」統計で可能性が高まったのは、アメリカ経済が ランディングする(2%インフレ目標という着地点に達する)可 能性だけ。「ランディング」の可能性の中には、もちろん「ソフト ランディング」の可能性も「ハードランディング」の可能性も含ま れているのです。 引き続きアメリカ経済の先行きは不透明なまま。 この「アメリカ経済ソフトランディング」の「楽観シナリオ」は、 あくまで「ソフトランディングするためのパウエルFRBの利下げ」 が「後手後手に回らない」ケースです。 今後パウエルFRBの利下げが後手後手に回ってしまったら、アメ リカ経済は「ハードランディング」してしまうことでしょう。 ソフトランディングにしろ、ハードランディングにしろ、今後 アメリカ経済は減速して行き(=ランディングしてゆき)、FRBは 遅かれ早かれ利下げ(金融緩和)に転じます。 一方、日銀は非常にゆっくりではありますが金融引き締めへと向 かっています。日銀は段階的なYCCの修正を行なっており、来年 春にはマイナス金利解除を視野に入れています。 こういった日米の金融政策の違いから、今後は遅かれ早かれドル 安円高トレンドが始まることでしょう。 (為替相場は金利差だけで決まるものでは無いのです。)      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ●ドル円の為替相場でも「ドル安円高」が始まるだろう。いや、そ れはもう始まっているのかも知れません。

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