\\\ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ///
辺 真一メールマガジン
マ┃ ル┃ 秘┃ レ┃ ポ┃ ―┃ ト┃
━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛
2023.11.25 Vol.352
[毎月5,15,25日発行+号外あり]
/// ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ \\\
北朝鮮の軍事偵察衛星発射に尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が文在寅(ムン・ジェイン)前政権下の2018年に交わした南北軍事合意の効力の一部停止で報復すると、金正恩(キム・ジョンウン)政権は合意の全面破棄で宣言した。この応酬で「南北は地上と海上、空中をはじめとする全ての空間での一切の敵対行為を全面中止する」ことを謳った南北軍事合意は完全に破綻することになった。
軍事合意が無効になったことで2018年11月1日から中止されていた軍事境界線(MDL)付近での砲兵射撃訓練及び連隊級以上の野外機動訓練が可能となった。MDLから日本海側は15km、黄海側は10kmまで設定されていた飛行禁止地域も解除されたことで偵察機や無人機による偵察活動も再開されることになる。
「安保に空白が生じる」として合意の破棄を誰よりも求めていたシン・ウォンシク新国防長官でさえ否認しなかったが、この軍事合意により文在寅政権下では南北の軍事衝突も紛争も一切起きなかった。それ以前は朝鮮半島では危機一髪の、戦争一歩手前の状況が何度もあった。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)