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[中川八洋メルマガ]地球から消滅する日本、2035年(17)

筑波大学名誉教授 中川八洋メールマガジン
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 筑波大学名誉教授 中川八洋メールマガジン 令和5年11月26日 通巻第32号 地球から消滅する日本、2035年(17) ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 新生児が“年170(250)万人”に増加しなければand異民族移民を排斥せず増やし続ける政府を粉砕しなければ、日本の亡国は不可避──が、こう正鵠を射て憂国する日本人は、一億二千万人もいながら私を除きゼロ名。この事実も日本滅亡百%の証左   日本人の知の衰弱と精神の退嬰は、留まるところを知らない。日本人の中で、日本国民と称されてもいい正常者は、一億二千万人のうち最大でも一千人、すなわち0.001%を超えることはない。しかも、今や絶滅危惧種となった正常な日本人には活躍の場が与えられないどころか、佐渡ヶ島のトキとは真逆に逼塞と沈黙が強制され、完全死滅を待つばかり。  なお、0.001%の「日本国民と称されてもいい正常者」は、日本国が確度百%で滅ぶことを正確に予見する、近未来の悲惨な日本をしっかと透視する者を指す。一方、99.999%の日本人は、人格と能力に正常性を欠如するゲス人間以下になった。家鴨や豚の家畜並みで動物と変わらない。 日本の国会議員も大衆有権者も、良貨を駆逐した悪貨で、未来を決して見ない暴走列車そのもの  例えば、私が生まれた1945年の新生児数は、前後の年より大幅に少ない250万人だった。しかし、2022年の新生児数は77万人で、1945年の四分の一。これが日本国に何を引き起こすか。水道料金を考えれば、すぐわかる。各市町村は、水道管の全長を年々減らしていかず、今のままにしておくだろうから、2022年生まれの世代は今の四倍の水道料金を必ず支払わされる。  共産党語「少子化社会」は、少子化では必ず社会は破壊され、個人の生活は破滅に追い込まれるのに、この現実を転倒して「少子化状況になっても、日本は社会としてやっていける」との嘘八百を日本人に摺り込む、悪質詐欺師の四文字魔呪文。“破壊や破滅で絶望する日本人子孫の地獄図”を快楽する“悪魔のカルト宗教団体”共産党は、自国民を不幸のどん底に落とし込む転倒語しか発しない。「少子化社会」など、破綻・破滅一直線で、万が一にも存立できないのは自明。  もう一例。これから日本の鉄道運賃は、若年層の激減とともに、その運賃は数倍にしない限り、存続できない。現実にもすでに、運賃数倍ができないために、北海道や東北地方では鉄道は次から次に廃線に追い込まれている。この事態は、人口の流動を減らし経済の衰退を大きく加速する。「少子化社会」とは、経済衰退を通り越して、経済破綻に直行する社会である。すなわち、荒涼たる無社会に必ず至る。  今から三十年以上前の1990年以降、私を含め僅かな数だが真正の憂国人士は、この近未来の事態を訴えてきた。しかも、私は特に「国家の政治は、近未来の子孫のためにある→その日暮らし的な今日明日の選挙目当ての政治を排せよ」「選挙のための政策は国政にあらず」と訴えてきた。が、自民党の国会議員ですら誰一人として、この人類普遍の政治の神髄に、耳を傾けた者はいない。むろん、劣化を通り越して今や乞食になり下がり、お馬鹿丸出しの日本の一般大衆にとって、私のアピールは馬に念仏。理解することなど全く不可能。これは今も変わらない。  まさに、日本では政治家と一般大衆有権者とが、亡国目指して手に手をとって、日本を牽引する“盲目”暴走機関車なのだ。そう遠くない日本の国家死滅における情況は、陰惨極めるものになろう。 ローマ帝国“滅亡”の牽引車、カラカラ帝とテオドシウス帝の悪政を国是とする日本の“狂”転倒政治  カラカラ帝(198~217年)は、今に残るカラカラ浴場の遺跡に代表されるように、バラマキ超福祉国家路線を採り、そのための税収を増やすべく、属州の異民族に次から次へと市民権=国籍を与えた。税金は「国民」から徴収するのが、ローマ帝国の絶対的な法だったからだ。このため、ローマ帝国は異民族が集まる“ヒトの集合体”となり、国家固有の民族的宗教や慣習がない、極度に無機的な国家へと変貌し、国民間を繋ぐ精神が消滅する傾向を強めた。国民精神とは同一世代間に共通する精神の繋がりより、祖先との繋がり/子孫との繋がりをもって形成される。  日本で今流行の共産党のスローガン「多様」は、国民間を繋ぐ精神の絆を放射線状に外に暴走させて自壊させる自爆装置であり、日本は、カラカラ帝による、ローマ帝国の国民における絆破壊を、再現的に実践している。  テオドシウス帝(379~95年)は、ローマ帝国を創り発展させてきた祖先の伝統的宗教や慣習を、「多様」と同じく、ことごとく破壊する暴挙を徹底的に遂行した。「ガリアではトゥール司教が、修道僧の先頭に立って、広大な教区内の(他宗派の)偶像(=日本の仏像や石像に相当)や神殿(=日本の広壮な神社・仏閣に相当)、神聖な木々(=日本の「神木」に相当)の破壊に邁進した‥‥。ローマ帝国内の諸神殿は打ち捨てられるか、破壊された」(ギボン『図説 ローマ帝国衰亡史』(東京書籍)第24章「異教の最終的撲滅357~92年」、386頁)。 「初期キリスト教」は、現在日本の共産党のドグマと同じく、ローマ帝国を護らんとする愛国イデオロギーが内包されておらず、むしろ国家否定(国境防衛“反対”)が濃厚な“非・国民型”宗教であった。故に、これら新しいキリスト教徒たちはキリスト教団内での信者同志との繋がりを絶対重視するばかりで、国家「ローマ帝国」に対してはアパシーが濃厚だった。つまり、新奇な宗教信者の(「共産主義思想に汚染された」と読み替えよ)ローマ国民には、国を守る精神&知が湧いてくることはなかった。国家機能の不全を起こした年で表徴される、西ローマ帝国「滅亡」476年は、テオドシウス帝と「初期キリスト教」が大暴走しての既存の民族的宗教の破壊運動から、八十年も経っていない。  そればかりか、キリスト教徒・テオドシウス帝の時代に、ローマ帝国を建国・発展させてきた、ローマ固有の市民の血統を持つ中枢ローマ人(支配階級)から、父祖への尊崇が消滅していた。この故に、「自分たちの子孫は、ローマ帝国を維持発展する指導的中枢であらねばならない」との思想や精神が、煙すら出ない程に消え失せた。  さらにテオドシウス帝の時代に、「ローマ帝国の繁栄する経済を維持する責任だけ果たせばいい」が“国家維持”規範の全てとなった。ために、「贅を尽くした富裕な生活ができる経済体制と国防体制の維持だけには責任を持つが、子孫を生み育てる苦労などしたくない」「経済繁栄を維持するには、外地から奴隷や外国労働者を、適宜に適切数を移入させればいい」との、腐敗していく民族が陥る“経済万能の政治”(「滅びの政治」)が、汚染的にローマ帝国内に糜爛的に蔓延した。  以上の簡単なローマ帝国“”亡国の歴史からも、次のABCが国家滅亡の原因となることが証明されている。これは何と、2012年末に就任した“空前絶後の極悪コミュニスト”安倍晋三→北朝鮮人三世の“共産党員”菅義偉→“共産党の反核運動家”岸田文雄に至る、十一年間の日本政治の特性そのもの。「安倍→菅→岸田」という自民党三代続くコミュニスト首相は、ローマ帝国滅亡の原因を、そっくりそのまま繰り返していた。

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  • 残虐に殺戮された“満州1945年”は過去ではない。二十年後に到来する一億日本人が阿鼻叫喚とのたうつ“日本列島2045年”の現実。縄文・弥生時代を含め父祖の墓が眠る日本列島に運命の生を授かったわれら日本国民は、民族の子孫に「盤石なる国防力」「潤沢なる黒字財政」「年250万人新生児数となる伝統的な家族制度」を残す世襲の義務を果さなければならない。「安泰な日本国領土」を子孫に相続すべく、敵国ロシアに奪われた樺太・北方領土・千島諸島の奪還は、我らは万が一にも逃避できない。 憂国の正しき日本国民よ、日本は、国家死滅の坂道を転がってもはや瀕死。が、諦念せず、国家再生に命も名誉も財産も捨てようではないか。
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