No.600 (2023年11月26日発行)
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鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編
貯金が貯まらないような社会が構築されているので何も考えていないと金は消える
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どこの国でもほとんどの人々は貯金があまり貯まらない。それは「現在の資本主義では、貯金が貯まらないような社会が構築されているから」と気づいている人は意外に少ない。
たとえば、私たちは朝から晩まで広告を見て暮らしている。
この広告というのは、人間の心理に訴えるためのあらゆる技巧がマーケティングのプロによって盛り込まれ、訴求力が1%でも2%でも高くなるように作られている。その広告が購買に結びつくように的確に計算されているのだ。
つまり、私たちはぼんやりと生きていたら、無意識に広告が脳に刻まれて、消費活動をするように行動を促される。
自然界の中には、宿主に寄生して宿主の脳を操作する寄生虫がいる。たとえば、ハリガネムシはカマキリやコオロギに寄生して時期が来たらカマキリの脳を操作して宿主を水辺で自殺するように誘導する。ハリガネムシの産卵場が水辺にあるので、宿主がそこで自殺して欲しいから誘導するのだ。
宿主は自分で考えているように見えて、寄生虫に操られている。これを見ると、広告もその宿主の脳をコントロールする寄生虫のように見えなくもない。広告は自殺に誘うことはないが、無意識下に消費活動をするように宿主を誘うのである。
企業にとっては消費者が貯金するのは好ましいことではない。じゃんじゃんと金を使ってほしい。無尽蔵に自分たちの商品を買いまくってほしい。だから、そうなるように社会システムが構築された。
とことん企業が儲かるように社会システムが構築されているというのであれば、逆に言えば「貯金が貯まらないような社会が構築されている」ことに他ならないのである。ほとんどの人は、それに気づくことはなく一生を終える。
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