久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」
授業や講演では話せないこと。連載やSNSでは書けないこと
毎月第1-4 火曜日発行 vol.159 2023/11/28発行
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231128 天に通ず。棟方志功が彫りし神仏に祈りを。
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●INDEX●
1. 今週の東奔西走&七転八倒
>棟方志功展に導かれし妙縁。唯一無二の神仏と山川草木に祈りを
2.大人のネット動画鑑賞会
>青森テレビが報じた地元の偉人「棟方志功の素顔」
3.大人のミュージアム&庭園
>棟方志功に出逢える全国の美術館3選と必見周辺観光
4.大人の読書&雑誌三昧
>棟方志功の筆力。自伝とエッセイに心揺さぶられる
5.大人の放課後相談室
Q 注意や指摘をするとすぐに不機嫌になる同僚への対処法
6.編集後記~時には大人もボヤキ&ため息を~
>いつか私にも神や仏が見えるでしょうか?
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1. 今週の東奔西走&七転八倒
棟方志功展に導かれし妙縁。唯一無二の神仏と山川草木に祈りを
みなさんは棟方志功という天才板画家をご存じですか?
国立近代美術館の棟方志功展に足を運ばれましたか?
こんな妙縁ってあるでしょうか?
先日、iU情報経営イノベーション専門職大学で授業を終えた後、とある学生から声をかけられました。老人ホームの人たちと若者が触れ合う事業を構想中の、ギター好きで心優しき好青年です。
「もうすぐ終わってしまうのですが、おじいちゃんの展覧会です」
と、一枚のチケットを手渡されました。
そのチケットを見て、一瞬、目を疑いました。
私がぜひとも行かなくてはと思っていた棟方志功展のチケットだったからです。
「おじいちゃんって???」
「棟方志功です。」
「えええ!!!」
思わず、彼の顔を見つめて、私がいかに棟方志功=おじいちゃんを尊敬しているかを伝えました。
国内はもちろん世界の美術館巡りを始めて50年近く。ありがたいことに古今東西の芸術作品に触れてきましたが、その中でも飛びぬけて敬愛している芸術家の一人が棟方志功なのです。
眼が悪いのに、いや眼が悪いからこそ、
私たちには見えないものが見えている。
聞こえないものが聞こえている。
そう感じずにはいられません。
仏教用語に「感応道交(かんのうどうこう)」という言葉があります。
仏さまと人の心が通じ合うという意味です。
眼にも止まらぬ速さで筆を動かし、
息もつかせぬ早業で版木を刻んでいく姿は、
まさに感応道交のすがた。
私には、無心の境地で天と通じ、人智を超えた何かに衝き動かされているようにしか見えないのです。
亡き父に、棟方志功がいかに凄いか教わり、私は、20代から棟方志功の聖地巡りを始めました。
生地青森の棟方志功記念館を訪ねて、ねぶたもはね、疎開地富山県福光の美術館で涙し、今は無くなった鎌倉の美術館にも足を運んだのです。
棟方志功の作品には、全国いたるところで出逢うことができました。そのたびに、なぜか感激してしまうのです。
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