『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2023年11月27日号
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『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2023年11月27日号
●赤羽雄二の視点:攻めの読書をしよう(その15)●今週の相談
・クライアントが理不尽なため、チームが崩壊寸前です。そのチームの救援にアサインされました。赤羽さんならどこからどう立て直しますか?
・仕事が完全にパンクしそうです。というかしています。なのに、今日また新しいタスクが降ってきました。もうだめです。工夫の余地もありません。どうしたらいいのでしょうか。
・あらゆることが気になって、どうしても仕事に集中できず、どんどん悪循環が続いています。こういうときどうやって断ち切ればいいのでしょうか。
毎週月曜日発行
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【はじめに】
本メルマガでは、皆さんからの仕事やプライベート上の多くの悩み・質問にていねいにお答えします。メルマガを購読している方なら、どなたでも質問&相談が可能です。(ご質問: akaba@b-t-partners.com )
【『ゼロ秒思考』とは】
『ゼロ秒思考』は、マッキンゼーで14年間、その後も多くの企業、個人を支援してきた私が生み出した独自のアプローチです。
「メモ書き」によって思考と感情の「言語化」に慣れ、強化することで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心が強くます。くよくよしなくなります。何をすべきかがわかるので、行動も早くなります。
20数年にわたって改良し、内外で実践していただいた結果、10万人以上の方に効果を実感していただいています。
誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、効果は絶大です。実践された方々からのコメントの一部を紹介します。
「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」
「打てば響くような会話ができるようになった」
「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」
「自分に自信がついた」
「気持ちを素直に伝えらえるようになった」
本メルマガは、この『ゼロ秒思考』をベースに、皆さんの悩みに答えていきたいと思います。
赤羽雄二の視点:攻めの読書をしよう(その15)
読書活用術㉕:読書活用術㉕:これはという著者を見つけたら全部読む
著者には優れた人とそうでもない人がいます。結構本が売れていてもそうでもない人もいますし、本は大して売れていないのに、どう見ても優れているとしか考えられない人もいます。
これには二つの理由があると考えています。
一つには、本の売れ行きは結構いい加減なので、売れている本がよいとは全然限らない、という点です。本当に水もので、売れる前にもあまりわかりませんし、売れた後も結果論以外よくわかりません。
しかも、書店のスペースには限りがあり、限界まで本を陳列しています。追加の置き場所はありません。そこに容赦なく新刊が日々送り込まれてくるので、最初に少しでも売れ行きがよさそうでなければ返本されます。
しかも、書店にしばらくのあいだ置いていただいたとしても、平積みにならなければ、お客様の目に触れることはほぼありません。棚差し(棚に並んで、背表紙だけが見える状況)になってしまうと、必死に探さないとほぼ見つけることができません。では、書店の店員さんはどういう基準で新刊を並べているでしょうか。前評判と、Amazonでの予約注文数と、他店での売れ行きと、あとは、プロとしての経験と勘です。
二つには、自分にとっての相性があります。自分の問題意識、置かれた状況、今ちょうど困っている内容とフィットすれば、自分にとって「優れた著者」になります。その著者の言葉が一つひとつ心に沁み、意識・行動改革まで起こしてくれます。
そういう著者に出会えたということは、非常に幸せなことです。
私の場合は、最初に勤めたコマツのエンジニアだった頃に、大前研一さんの本を全部読み、大変刺激を受けていました。多分、『企業参謀』を読み、それから他の全部を読んだと思います。マッキンゼーが何かを知らず、大前さんの本そのものに感銘を受けていました。
その後、米スタンフォード大学への留学から戻って1年したところにそのマッキンゼーからヘッドハンティングがあり、上記の理由のみで迷わず転職したということは、いかに影響力が大きかったか、ということだと思います。
こういう個人的な経験からも、これはという著者を見つけたら、できるだけその著者の本を全部読むことをお勧めしたいと思います。同じ著者でも、本によって出来不出来が若干あるとは思いますが、著者の差ほどはありません。
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