第296回　好調なビットコインの動向、食品サプライチェーンにおけるAIとブロックチェーン　その2

…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第296回　好調なビットコインの動向、食品サプライチェーンにおけるAIとブロックチェーン　その2 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 今回もいつものように、ビットコインを中心とした暗号通貨の先週の動きと目だったニュースを紹介する。肯定的な動きが多かった。また、「ChatGPT4」の相場予測が更新されていたので、これも紹介する。最後にメインテーマとして、食品サプライチェーンにおけるAIとブロックチェーンの分野で稼働しているプロジェクトを複数紹介する。 ▼比較的に好調なビットコインと今週の動き ビットコインの相場は若干の値下がりはあるものの、好調に推移している。過去5日間で0.46％の下落である。先週は次のような動きがあり、「テレグラム」や「Ｘ」など個人投資家が集まるアカウントで注目されていた。 1) 米司法当局、「バイナンス」と43億ドルの和解、CZとの司法取引を発表 「バイナンス」とその共同設立者であるChangpeng "CZ" Zhaoは、米国司法省との間で刑事事件と民事事件をめぐる和解に達した。CZは交渉合意の一環として、重罪1件の罪を認めることになる。メリック・ガーランド司法長官は、「バイナンス」の方針が違法行為に関与する犯罪者が取引所を通じて「盗まれた資金」を移動させることを可能にしていたと主張し、和解を発表した。和解の一環として、CZは「X（旧ツイッター）」でCEOを退任し、「バイナンス」の地域市場グローバル責任者であるリチャード・テングが就任すると発表した。また、米当局が「バイナンス」が資金を不正流用したり市場を操作したとは主張していないことを「誇らしく指摘したい」と付け加えた。 CZは保釈され、家族のためにアラブ首長国連邦への帰国を禁じようとする政府の動きと戦っている。彼の判決は2月に予定されている。 2) 「ブラックロック」、ビットコインETFについて「SECい当局者と会談 「ブラックロック」とナスダックの代表が「米証券取引委員会（SEC）」と会談し、ビットコインのスポット上場投資信託（ETF）の上場を認める規則案について話し合った。「ブラックロック」は、同社の「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト」で現物または現金での償還モデルをどのように利用できるかを詳細に説明するプレゼンテーションを行った。多くの報道は、「SEC」が米国市場に上場するスポットビットコインETFの決定に近づいている可能性を示唆している。「SEC」の当局者は今週、「グレースケール」の代表とも面会し、ビットコインETFの上場について協議した。 「ブラックロック」は、「フィデリティ」、「ウィズダムツリー」、「インベスコ・ギャラクシー」、うヴァルキリー」、「ヴァンエック」、「ビットワイズ」など、「SEC」のビットコインETFのスポット申請を行い、回答を待っている多くの企業の一つである。 3) ビットコインユーザー、139BTC送金で310万ドルの取引手数料を支払う あるビットコインユーザーが139.42BTCを送金するために310万ドルの手数料を支払った。