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vol.62「熱烈なファンや仲間たちからの応援を力に ~さだまさしさん『音楽を通して広がる世界』~」

小松成美の伝え方の教科書-ノンフィクション作家に学ぶコミュニケーション術
「小松成美の伝え方の教科書 ノンフィクション作家に学ぶコミュニケーション術」 vol.62「熱烈なファンや仲間たちからの応援を力に 〜さだまさしさん『音楽を通して広がる世界』〜」 【今週の目次】 ============== 1. 成美のつぶやき └ ユーミンのライブで感じたこと 2.「熱烈なファンや仲間たちからの応援を力に 〜さだまさしさん『音楽を通して広がる世界』〜」 └ 人生って凄いことがいっぱい起きる └ 蘇った「頑張れ」という言葉 └ 時代を超える名曲の裏側 └ 父の想いを背負って完済した28億円 └ ひらがなの「さだまさし」は難しい!? 3. 小松成美の心に残る、あのフレーズ 4. お知らせ ============== 1. 成美のつぶやき ユーミンのライブで感じたこと ユーミンのデビュー50周年を記念した全国アリーナツアー、「50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey」、2023年11月23日の横浜アリーナへ行ってきました! 2022年7月5日にデビュー50周年を迎えたユーミン。 今回のツアーは追加公演含め全54公演、57万4000人の動員というこれまでにない規模のツアーを敢行しています。 アーティストに年齢は関係ありませんが、敢えて申し上げれば、ユーミンは1954年生まれの69歳。来年1月には70歳です。 こんなに凛々しく、歌って踊れるユーミンは、半世紀という時間を、まるで海を渡る風のように駆け抜けてきました。かっこ良すぎます! コンサートのテーマは「The Journey」。 これまでも“海”をテーマに数多くの楽曲を作ってきたユーミンが、センターにドーンと設置された巨大な海賊船の船長となって登場するのです。 観客も海賊船に乗って航行する、という志向はとてもスリリングで、乗組員たちのロープアクションや、アクロバティックで華やかなダンスが展開されていくと、それはもうライブを超えた世界(ミュージカル!? シルク・ド・ソレイユ!?)。 チャーミングな船長・ユーミンが見張り台に立ち、風を切り進んでいくと、南の島の王女や火を吐くドラゴンに遭遇します。その舞台装置と見事な演出に驚きながら、『心のまま』『リフレインが叫んでる』『あの日にかえりたい』『埠頭を渡る風』『真夏の夜の夢』などの代表曲を含む19曲が披露され、観客はその歌声に酔いしれました。 アンコールには、往年のヒットソング『守ってあげたい』『やさしさに包まれたなら』『春よ、こい』『瞳を閉じて』『海を見ていた午後』を歌ったユーミンに、ファンは釘付けかつ感涙です(私も)。 50年間、新たな表現を追い求めトップであり続けるという気概、そのエネルギーは、あまりにも眩しいものでした。客席を埋めるファンも上は80代から下は10代まで幅広く、ユーミンという圧倒的な存在は、年齢や性別などのカテゴリーを軽々と超えていくのだと実感させられました。 1月27日土曜日にWOWOWでこのコンサートが配信されます。 チャンスがあったら、ぜひご覧ください。リンクはこちらから このツアーが全て終わった頃に、メルマガ本編でもユーミンを取り上げ、私が行った彼女へのインタビューを振り返りながら、その魅力に迫りたいと思っています。 ユーミンのライブの高揚感に包まれていた翌日、悲しい知らせに息を飲みました。大好きな作家で、何度も取材させていただいた伊集院静さんが亡くなったのです。73歳の旅立ちでした。 伊集院さんの小説に『海峡』があります。

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  • これまでノンフィクション作家として、たくさんのトップアスリートやトップ経営者の唯一無二の「人生」を取材してきました。その経験をもとに、書籍だけでは書ききれなかった小松成美流のコミュニケーション方法や独自哲学を伝えていきたいと思います。経営に、スポーツに、文化に。多岐に渡って、学びあるコラムを配信して参ります。誰もが発信者となる時代に、是非ご参加ください。
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