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2023.12.04発行 NO:0118
家畜人ヤプー倶楽部(家畜人ヤプー全権代理人 康芳夫)
『家畜人ヤプー』全権代理人 康芳夫 特別インタビュー『家畜人ヤプーにつ
いて』インタビュー・構成:高取英:中国語版・小説『家畜人ヤプー』より邦
訳(3)
高取英(月蝕歌劇団代表)君へ
毎月 第1月曜日(祝祭日・年末年始を除く)発行
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◆一九七◯年 三島由紀夫氏(『潮』七月号より)
戦後の日本人が書いた観念小説としては絶頂だろう・・・・・・・・・
この小説で感心するのは、前提が一つ与えられたら世界は変わるんだというこ
とを証明している。普通にいわれるマゾヒズムというのは、屈辱が快楽だとい
う前提が一つ与えられたら、そこから何かがすべり出す。すべり出したら、そ
れが全世界を被う体系になっちゃう。そして、その理論体系に誰も抵抗できな
ってしまう。もう政治も経済も文学も道徳も、みんなそれに包み込まれちゃう
。そのおそろしさをあの小説は書いているんだよ
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◆『家畜人ヤプー』全権代理人 康芳夫 特別インタビュー『家畜人ヤプーにつ
いて』インタビュー・構成:高取英:中国語版・小説『家畜人ヤプー』より邦
訳(3)
高取 やはり、戦争が問題でしょうか。
康 沼正三は、白人の捕虜になったことがあってね。その時、白人の女性に対
してマゾヒズムに目覚めたと、エッセイに書いている
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