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岩上安身のIWJ特報! 第624号桃山学院大学法学部・松村昌廣教授インタビュー第2弾(その1)

岩上安身のIWJ特報!
  • 2023/11/30
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第624号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 岩上安身のIWJ特報! 米国覇権は凋落から崩壊へか? ウクライナ紛争は、衰退する米国の軍事覇権、経済覇権、政治文化覇権衰退の加 速! 岩上安身による安全保障と国際関係論の専門家 桃山学院大学法学部・松村昌廣教授インタビュー第2弾 (その1) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  2023年6月4日に始まった、ウクライナ軍による『反転攻勢』。欧米から供与さ れた最新鋭の武器と、NATO加盟国各国の将校団によって鍛え抜かれたウクライナ 将兵が、ロシア軍打倒の戦術も授けられ、万全を期してロシア軍を蹴散らすはず だった。  実際、6月4日以降、日本を含む西側メディアは、連日、その「戦果」を報じ続 けた。  ところが、約半年間にわたる『反転攻勢』の「戦果」は、ウクライナ政府と西 側メディアの合作プロパガンダによる白昼の幻でしかなかった。  実際にはロシア軍は、1000kmにおよぶ東南部の防衛線の最終的な突破を、一度 も許さなかった。11月に入って、突然、ウクライナ軍の敗色濃厚を、日本のメイ ンストリームメディアが手の平返しを始め、報じ始めた。説明のない、唐突な報 道姿勢の「転進(退却の否認としての言い換え)」である。  日本のテレビに出ている自衛隊元幹部や「専門家」らが、ウクライナ軍の「健 闘」を大げさに伝えている間に、ウクライナ軍は人的にも大きく損耗し、戦術的 にも破れていたのである。  IWJは、この半年間、メインストリームメディアがウクライナ優勢を唱えている 間、一貫して、戦況の現実を伝え、ロシア軍の守備の固さ、ウクライナ軍の損失 の大きさを伝え続けてきた。この6月から11月までの報道姿勢と内容を比べて見れ ば、IWJと、日本のすべての新聞・テレビというメインストリームメディアの差は 歴然だったとわかるはずである。  ウクライナ戦線がそのようなプロパガンダまみれになっていた時、10月7日早朝、 パレスチナ暫定自治区のガザ地区を、合法的選挙によって選ばれて統治するする イスラム組織ハマスが、ガザのフェンスの外へ出て、その周辺地区を奇襲攻撃し た。  すると、これに対してイスラエル軍は、激しい空爆によるパレスチナ人の無差 別殺戮を開始し、国際社会の注目は一気にウクライナ情勢から中東情勢へと移っ た。  米国のバイデン政権は、一方的なイスラエル支持と支援を表明。イスラエル軍 がガザ地区への地上侵攻を開始して、世界中から非難を浴びても、イスラエルへ の巨額支援を続ける意思を示し、国連でのイスラエル非難にも、拒否権を行使し て、イスラエルを異常なまでに擁護した。

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