第626号
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岩上安身のIWJ特報!
米国覇権は凋落から崩壊へか?
ウクライナ紛争は、衰退する米国の軍事覇権、経済覇権、政治文化覇権衰退の加
速!
岩上安身による安全保障と国際関係論の専門家
桃山学院大学法学部・松村昌廣教授インタビュー 第2弾
(その3)
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(その2)の続き
2023年9月1日に、安全保障と国際関係論の専門家である桃山学院大学法学部教
授の松村昌廣氏に岩上安身が「米国覇権は凋落から崩壊へか? ウクライナ紛争は、
米国の軍事覇権、経済覇権、政治文化覇権衰退の加速!」と題して行ったZoomに
よるインタビュー第2弾の続きである。
・桃山学院大学法学部・松村昌廣教授
https://bit.ly/47UEumN
台湾有事について松村教授は「今にも起こりそうだという見方と、起こりっこ
ないという方と、両方とも間違っている」との見解を示した。
人口動態から見て「長期的には中国は老人国家になって全然怖くなくなる」と
する一方で、短期では「まだ余力があるので、外にいろいろ手を出せるのが、こ
の10年、15年」だから「リスクは看過できない」「アメリカの庇護は、頼りにな
るかどうかは別にして必要」と指摘。
その上で、「日本のオプションは3択」で「中国の軍門に下るか、核武装するか、
スイスのような非核の重武装国家になるか」と提示した。
その時、「変に優秀な総理大臣だったら、アメリカの御用聞きになる」から、
「決断できない、無能な人がトップの方がいい」と、一見逆説的な見解を披露。
さらに、現在の日本の状況が、第二次世界大戦で徹底的に負けて、米国にマイ
ンドセットされたことに起因するため、その「魔法」を解くには非常に大きな衝
撃が必要だと述べた。
岩上は「最後の質問」として、2008年という同じ年に、リーマン・ショックに
よって米国を中心とする世界経済システムに亀裂が生じたことと、NATOの東方拡
大宣言という、2つの大きな出来事が起こった意味を問いかけた。
これに対して松村教授は、経済システムと戦争の歴史的関係を踏まえながら自
説を展開。第三次世界大戦の可能性へと展開していった。
(記事目次)
◆台湾有事における日本のオプションは3択!? 中国の軍門に下るか、核武装する
か、スイスのような非核の重武装国家になるか!?
◆第二次世界大戦で徹底的に負け、アメリカに新たにマインドセットされた日本。
その「魔法」を解くためには、非常に大きな衝撃が必要!
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